韓国と日本で ページ10
突然夜中に部屋に来て、無茶な頼み事をする
俺に、ドンウヒョンは呆れた顔をした。
「お前、それ、正気で言ってるのか？
JYPとしては、お前たちを日本に行かせる
わけには行かないって判断してるんだぞ？」
ヒョンの言うことは分かってる、頭では。
でも、納得出来ないと拒否ってる自分も居る。
だから俺は、ひたすら無言で首を横に振った。
「ジュノ…お前の気持ちは分かるよ。でも
もし何かの間違いで原発が…」
「もし、間違いが起きて、もう二度と
Aに会えないなんてことになったら…
俺、生きてけない。2PMでも居られない」
この会話、今日だけで何回しただろう。
ヒョンにはいつもわがままばかりで、困らせて
居るのはわかる。でも、譲れなかった。
でも、俺はもう、限界だった。
「今、Aに会わないと、俺、多分…
いや、絶対に一生後悔すると思う。」
「・・・本気、なんだな？リスクを
覚悟の上で、言ってるんだよな？」
ヒョンは、何度も俺に確認した。
「(ため息)ジニョン兄にはこの話は
通さないことにする。だから空港や日本で
絶対に正体がばれないようにしろよ。
特に、ペンカフェのマスター達には、驚異の
ジュノセンサーがついてるからな」
必ずその日のうちに帰ること。
日本の事務所の人間にも接触はしないこと。
空港で気づかれないようにすること。
勿論Aと二人のところも見られないこと。
この他にも、ヒョンはこれでもかってほど
条件を出してきた。
「全部、死ぬ気で守る」
「スケジュールを調整してから、俺が全部
手配する。パスポートもその時に渡す。
だからお前は先走るなよ？とにかく待てよ」
ヒョンは、俺のパスポートをちらつかせた。
ホントなら、今すぐにでもそのパスポートを
奪って空港に向かいたい気持ちだったけど、
ぐっと、堪えた。
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震災から2週間。
いろんなことが不安定なままだった。
表面的には、少しずつ元に戻ってはいたけど、
やはり重くて暗い空気が漂っていた。
3月末に発売予定だった2PMのDVDは、いつ
発売出来るか分からないまま。日本での活動も
宙に浮いた状態で、空白の時が流れていた。
ジュノは忙しいのか、このところ連絡がない。
櫻木さんは、あれ以来、何か言ってくることは
ない。ただ、頻繁にうちの事務所に差し入れを
持って来るから、周りはいろいろ勘ぐってる
らしかった。
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moruma(プロフ) - leveyさん» いつもありがとうございます。年度末〜時間がとれず！創作意欲が減退しちゃってました。まだボチボチ書いていきます。よろしくお願いします！ (2014年4月21日 7時) (
レス) id: 35090915ff (このIDを非表示/違反報告)
levey - 私もまっておりました(^^)続きが楽しみです！ (2014年4月21日 6時) (レス) id: b2ca206980 (このIDを非表示/違反報告)
moruma(プロフ) - あにぴさん» 完全に更新止まってましたからね…待っていたと言ってくださってありがとうございました！また、ゆっくり書き始めますのでよろしくお願いします！ (2014年4月20日 19時) (レス) id: 35090915ff (このIDを非表示/違反報告)
あにぴ(プロフ) - はじめまして！お話しをお待ちしてました^^ ジュノ君辛い時期ですが、これまで沢山の試練を乗り越えてきた二人大丈夫！愛の力は強いんだから‥これからも応援してます＼(^o^)／ (2014年4月20日 14時) (レス) id: 957d559f2b (このIDを非表示/違反報告)
lovey - 悲しいけどオッパの言うことはもっともですね(TT) (2014年2月15日 17時) (レス) id: 07ca5bb71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：morma | 作成日時：2013年11月12日 1時
