波乱１ ページ6
「遅くなってすみません」
数日後の朝、私はバタバタとオフィスへ
かけこんだ。あれからミンソクオッパと
連絡を取り、事務所には落ち着くまで来なくて
良いと言われた。その間、父にマンションに
連れて行って貰い、当面の荷物を用意し、
また実家へと戻った。
ジュノとも数時間ぶりにちゃんと話し、
無事に帰れたこと、母に連絡を入れてくれて
本当に助かったこと、仕事が少しだけ
休みになったことを話した。
本当は、もっと話したいことがあったのに、
ジュノが撮影中だったこともあって、ゆっくり
話すことが出来ないままだった。
ううん…話そうと思えば、話せた。
でも、どう切り出していいか分からなくて…
ゆっくり時間をかけなきゃ、誤解を生むかも
しれない。離れて話すより、本当は会って
話したほうがいいのかもしれない。
電話しても、肝心のことは言えずにいた。
そうこうしているうちに、月曜になり、
そして、今私は、事務所にいる。
たった数日だったけど、久々にJYPジャパンの
みんなに会えたのが嬉しくて、私はみんなに
飛びついてハグして回った。
「A、そのへんにしとけよ(笑)」
そんな私を、笑って止めたのはオッパ。
「すみません。嬉しくてつい(^_^;)」
ミンソクオッパやジウンオンニ…他にも、
韓国から来てるスタッフはたくさんいる。
きっと、みんなの家族は、韓国でとっても
心配してるんだろうな…、そう思ったら、
一人で浮かれていた自分がすごく恥ずかしかった。
「ごめんなさい…」
「いいのよ。私も、みんなに会えて
すごく嬉しかったのから。離れてた家族と
会ったのと同じ気持ちだから」
そう言うと、ジウンオンニは私をギューっと
抱きしめてくれた。
「さあ、感動の再会はこの辺にして…
みんなに大事な話があるんだ」
オッパの話はこうだった。
物資の不足と輸送の問題。
電力の問題。
被害があった地域へ優先にやらねばならないこと。
エンターテイメント業界の自粛ムード。
そして、海外からの日本へ来ることへの抵抗。
これらのことから、2PMのDVDを発売延期する
ことになったのだ。
「この状態がいつまでも続くとは思えない。
だから、いつでも再開できるよう、各自の
仕事を継続しよう」
オッパの言葉に勇気をもらって、私は
今後のスケジュールの相談のために、
ハリオラへと向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「KPOP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moruma(プロフ) - leveyさん» いつもありがとうございます。年度末〜時間がとれず！創作意欲が減退しちゃってました。まだボチボチ書いていきます。よろしくお願いします！ (2014年4月21日 7時) (
レス) id: 35090915ff (このIDを非表示/違反報告)
levey - 私もまっておりました(^^)続きが楽しみです！ (2014年4月21日 6時) (レス) id: b2ca206980 (このIDを非表示/違反報告)
moruma(プロフ) - あにぴさん» 完全に更新止まってましたからね…待っていたと言ってくださってありがとうございました！また、ゆっくり書き始めますのでよろしくお願いします！ (2014年4月20日 19時) (レス) id: 35090915ff (このIDを非表示/違反報告)
あにぴ(プロフ) - はじめまして！お話しをお待ちしてました^^ ジュノ君辛い時期ですが、これまで沢山の試練を乗り越えてきた二人大丈夫！愛の力は強いんだから‥これからも応援してます＼(^o^)／ (2014年4月20日 14時) (レス) id: 957d559f2b (このIDを非表示/違反報告)
lovey - 悲しいけどオッパの言うことはもっともですね(TT) (2014年2月15日 17時) (レス) id: 07ca5bb71c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：morma | 作成日時：2013年11月12日 1時
