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「お前どこおんねん！」
「どこって、女とホテルや」
「Aとなんで一緒におらんねん」
「なんでって、彼女も彼女で本命おるやろ」
「何アホ抜かしてんねん！Aは今日の朝倒れてんぞ。俺いま連絡来て病院向かっとるんやけどな、お前がほかの女とねとるとは思わんかった！最低やな！」
「まて！倒れたってどういうことや！なんも聞いてへんぞ」
「倒れる直前にお前に電話してたし、病院からもお前の携帯に連絡あったやろ！」
「通知来てへんぞ。あ、」
そこで勢いのあった会話が止まった。
そういえば、僕は彼女にLINEしか教えてない、でもLINEはほかの女からの通知が来ないように、アプリ通知ごと切っていたのを思い出した。
LINEのアプリを開ければ何件もの彼女からの電話、
1番最近のものは医者からかけたものだろうか。
一気に頭と体が冷えた。僕は服を着て女を置いてホテルを出た。
僕は走った。メロスのような素敵な理由ではないけど、
後悔と懺悔の涙に嗚咽しながらよろよろのスーツを雪に濡らして
タクシー拾えば早いのにその時はそんなことを考える余裕もなく、必死で走った。
シッマに伝えられた病院に入ってもまだ走った。そして、彼女の病室を探してる時に医者に声をかけられた。
「鬱さんですか？」
「はい」
そこで僕はやっと落ち着いた。
医者に連れられて入った診察室、そこにはコネシマがいた。その目は冷たい視線を向けているようだった。
理由は明白だ。
「Aさんの病気について知っていますか？」
医者が静かに問う
「いえ、何も聞かされていません。」
「恋人ですよね。性行為またはキスの方は」
「一切していません。本当です。」
「そうですか。彼女が拒んだのですか？」
「はい。」
「本当に愛していたのですね。」
「え？」
「彼女は、後天性免疫不全症候群、エイズです。」
「は？」
「彼女はそれを理解した上であなたを拒んだのでしょう。」
「嘘やろ」
「あなたに病気を伝えなかったのは、不誠実だと罵られるのが怖かったのでしょう。」
「何言ってんの…不誠実なのは僕の方やん。」
「容態ですが。正直、ここまで進んでいたならもう助かる道は」
「そんな！急に死ぬんですか？！昨日まであんな元気に」
「HIVは自覚症状は少なく、死因はそれにより引き起こされる、がんや結核によるものです。彼女はがんを患いました。しかもほぼ全身に転移してますから。急死することも珍しくありません。」
僕は項垂れた
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ケントゥム - 憑き物って「トワイライトプランク」ですよね！！気付いたときめっちゃくちゃ嬉しかったです！！ (2022年7月22日 10時) (
レス) id: 3dc9f6a52b (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 紅覇さん» ありがとうございます！ (2020年5月2日 21時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - 悲しすぎて胸の奥がキューってなりました。これからも頑張ってください！！ (2020年5月2日 14時) (レス) id: 6f781d8dfc (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 雪鈴さん» これが書きたくて仕方なかったので長くなってしまいました (2020年5月2日 13時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - ……鬱先生、哀しすぎる…ついウルッと来てしまった…｡ (2020年5月2日 13時) (レス) id: 19448fa7ba (このIDを非表示/違反報告)
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