ヤンデレカレシ os.Ver ページ13
洗脳系
｢君の罪は業が深い。禊が必要です。｣
｢はい。枢機卿様。｣
私はなんの罪を犯したというのか。
見覚えのない事だった。だけどあの偉大な枢機卿様が言うのだから、と私はなんの抵抗もなく禊を受けた。
禊自体はそんなに実例が少なく。詳細は知らなかったが、どうやら枢機卿様の説教を聞きながら生活するのだとか。
｢あなたは、とても大きな罪を犯しました。大罪に入るほどの罪です。たくさんの異性を色欲溺れさせました。それは自身が色欲に溺れるよりも罪なことです。｣
｢わ、私そんなことしてません。｣
口をついてでたその言葉に枢機卿様は顔色を変える。
｢嘘をついてもダメですよ。神は全て見ています。｣
｢それでも私は…！｣
｢なるほど自覚がないとはさらに罪深い。これは心の奥に悪魔が取り付いていると見える。｣
｢え？｣
枢機卿様は私の肩と後頭部を抑えて口づけを交わす。
｢可哀想なA、私が助けてあげます。｣
唖然と口を開けたままの私に向ける枢機卿様の微笑みは、恍惚と歪んでいた。
そして私が今思い出せるのは、枢機卿様の優しい声による説教、何を教えられたかもわからないほどの情報量で私の頭がボーっとしていた。
四肢のひとつも動かせない私に枢機卿様は隣に座って。私の痩せた頬を撫でた。
｢神様などいない。あなたは神に見捨てられました。｣
｢そんな…｣
その言葉は理解していない。聞こえてもいない、だけど勝手にボロボロと涙を流す
｢だから、あなたには私しかいません。あなたにとって私こそが神です。｣
｢オスマン枢機卿様、が……私の神？｣
突然するりと思考に入ってくる言葉に目を白黒させた。
｢そうです、あなたには私しかいません。あなたは私のそばに居ることが至上の幸せで、それ以上のことは無いはずです。｣
動かなかった四肢が動き出し。彼の足に腕にとすがるように触れていく。
｢そうです。あなたは私のそばでしか息が出来ない水魚。あなたは私に触れるしか喜びをみいだせない
｢私の全てをオスマン枢機卿様に。私はあなたがいないと生きられません。｣
｢そうですね。ならばずっと一緒にいましょう。｣
拭いきれないふぁふぁとしたら違和感はなんだろう。
ヤンデレカレシ ut.Ver→←ヤンデレカレシ tn.Ver
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 502人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ケントゥム - 憑き物って「トワイライトプランク」ですよね！！気付いたときめっちゃくちゃ嬉しかったです！！ (2022年7月22日 10時) (
レス) id: 3dc9f6a52b (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 紅覇さん» ありがとうございます！ (2020年5月2日 21時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - 悲しすぎて胸の奥がキューってなりました。これからも頑張ってください！！ (2020年5月2日 14時) (レス) id: 6f781d8dfc (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 雪鈴さん» これが書きたくて仕方なかったので長くなってしまいました (2020年5月2日 13時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - ……鬱先生、哀しすぎる…ついウルッと来てしまった…｡ (2020年5月2日 13時) (レス) id: 19448fa7ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
