【第2話・カオスヘッダーの影】 ページ9
ゴルメデ
カオスゴルメデ 登場
――――――
―ある日、コアモジュールに乗ったムサシとミクはEYESの活動拠点である〈トレジャーベース〉に向かっていた
その機内で兄妹は数日前の出来事を思い返していた
回想
ムサシ『僕達がEYESに?』
ヒウラ『決断力、行動力、パイロットとしての技量、怪獣に対する愛情と知識。正直、俺は君達にほれた。もちろん、兄の方はEYESに良い印象を持っていない事は知ってる。“怪獣保護をうたっておきながら、なぜいつも失敗ばかりなんだ”ってな』
ミク『兄が……すいません……』
兄の背に隠れながら謝罪するミク。そして図星を突かれて黙ってしまうムサシ。それを見たヒウラは笑って一言
ヒウラ『ハハハハハ、気にするな。………なぁ、ムサシ君。リドリアスの本当の心って分かるか?俺は知りたい。彼らが何を考えているのか、どうしたいのか。彼らの本当の心を』
ムサシ(本当の心…)
回想終了
操縦士「春野隊員、春野隊員」
ムサシ「あっ、はい」
操縦士「まもなくトレジャーベースです」
そう言って操縦士は機体を操作し、トレジャーベースへと降りていく
人工の島・トレジャーベース。ここには民間の総合科学研究機関SRCの精鋭で構成された〈チームEYES〉の基地が置かれている
―基地内部
ムサシ「うわぁ、凄ぇ!」
ミク「科学の粋を集めたって感じ」
ヒウラ「どうだムサシ、ミク。これがトレジャーベース。俺達SRCの宝島だ」
その頃、司令室ではドイガキが発明した花と会話出来るメカに対してアヤノがポンコツ呼ばわりしていた
そして丁度、春野兄妹が入ってきたのでアヤノはドイガキから離れて兄妹の手を取り、部屋の中央に立たす
アヤノ「皆さん、紹介します。私の後輩の春野ムサシ隊員と春野ミク隊員です」
ムサシ「あっ、よろしくお願いします」
ミク「お願いします……」
アヤノ「私はモリモトアヤノ。貴方達の先輩」
ドイガキ「先輩ったってね、10ヶ月だけでしょ」
アヤノ「先輩は先輩!」
ドイガキ「はいはい。あっ、僕ドイガキコウジ。よろしく」
ムサシ「はじめまして」
ミク「どうも……」
そしてドイガキが花と会話出来る発明品の話をしようとするがアヤノがそれを遮り、リーダーのシノブの元へ連れていく
シノブ「ミズキシノブ、よろしく」
ムサシ「よろしくお願いします」
ミク「どうも……」
シノブ「1つ質問」
ムサシ「えっ?」
シノブ「今でも分からないの。貴方達がどうして無事にここにいるのか」
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