エピソード4 ページ47
ドイガキ「マーカーショット、発射!」
ムサシ「ターゲット捕捉、2号機、データを送ります」
3号機から発射されたマーカーショットは見事モグルドンに命中し、2号機へデータを送る
シノブ「サンキュー、ムサシ。こちらもターゲットを確認」
フブキ「今度は逃がすか!マイクロウェーブ照射!」
するとマイクロウェーブに反応したモグルドンがシッポを地上に出してきた
フブキ「ドイガキ、後は任した!」
シノブ「頼んだわよ、ドイガキ隊員」
ムサシ「ドイガキさん、ガンバッ!」
しかし、操縦桿を持つドイガキの手は震えており、飛行訓練の事を思い出す。するとシッポが3号機に向かってくると……
ドイガキ「わっ!」
何とか避けはしたが、そのまま逃げていってしまう
シノブ「ドイガキ隊員!」
フブキ「待て、逃げるな!」
アヤノ「テックサンダー3号、オペレーション・エリアより離脱?」
ヒウラ「何を考えているんだ、あいつは!」
ドイガキ「あちゃ〜」
ムサシ「どうしたんですかドイガキさん」
すると何を思ったのか、携帯電話を取り出して電話をかける
ムサシ「どこにかけてるんですか?」
ドイガキ「もしもし、親父?」
ムサシ「実家?」
ドイガキ「コウジだけど……一本釣りのやり方教えてくれ」
その言葉にムサシはガクッとうなだれる
ムサシ「何やってるんですか?こんな時に…」
ドイガキ「こんな時だからかけてんだろ!もしもし、もし……」
―ブツッ!ツーツー…
ドイガキ「切りやがった。チキショー、親父のやつー!ムサシ、お前かけてくれ」
何と今度はムサシに実家にかけるように頼んでくるドイガキ
ムサシ「え。ぼ、僕ですか?」
ドイガキ「おう」
その時、携帯の着信音が鳴り、それに出ると…
ドイガキ「もしもし?母ちゃ〜ん」
母親「ええかえ?もう一度言うき。引いたら緩めろ。相手の力に合わせて、いなせ。そうやろ、お父さん」
ドイガキ「分かった。母ちゃん、ありがとう。よっしゃあ!」
ムサシ「うわっ!」
一本釣りのやり方を得たドイガキは3号機を再び作戦エリアへと向ける
ミク「あっ、3号機が……オペレーション・エリアに復帰……」
ヒウラ「心配させやがって」
ドイガキ「すみませんでしたキャップ。もう一度、もう一度だけトライさせて下さい」
ヒウラ『分かった、頼むぞ』
ドイガキ「はい!」
ドイガキ「見ちょれよ、親父〜!」
そして3号機は限界まで近づき、シッポのつけ根にケーブル弾を発射する
ムサシ「やった!ナイスヒット!」
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