エピソード1 ページ44
フブキ「テックサンダー・ワン。T-2エリアに到着」
ヒウラ「確かに地中に何かいるな」
シノブ「テックサンダー・ツー。リサーチ開始」
ドイガキ「ムサシ、モンスタースキャナーシステム起動!」
ムサシ「了解。マイクロウェーブ、照射!」
2号機から地中にいる何かに向けてマイクロウェーブが照射される。するとテックサンダーのモニターに地中にいる者の正体が判明した
ヒウラ「やっぱり怪獣だったか」
ミク「キャップ……あれ!」
ミクの言葉にヒウラが正面を見ると、地中からムチのような物が飛び出してきた
ドイガキ「ムサシ、ショックビーム発射!」
ムサシ「ダメです。速すぎて捕捉できません!うわっ!」
攻撃する為に何とか捕捉しようとしているとムチのような物がテックサンダー2号機に向かってくる
しかし、シノブの的確な判断で攻撃を受ける事なく、回避できた
ムサシ「やる〜」
ドイガキ「さすがリーダー」
するとムチのような物は地中に戻っていき、それと同時に怪獣の反応は消えてしまった
ムサシ「ターゲット消失!」
シノブ「データは?」
ドイガキ「バックアップしてあります」
そして一行はトレジャーベースに戻り、スキャンした画像データを元に作戦を立てる事になった
ドイガキ「え〜。この怪獣、一応モグルドンと名付けました」
ムサシ「え〜、なんかイマイチですよ。もっとカッコイイ名前にしましょうよ。例えば…」
アヤノ「例えば…」
フブキ「おい、名前なんかどうでもいい」
シノブ「黙って聞きなさい」
ムサシ・アヤノ「すいません…」
ミク「おバカなんだから…」
そして仕切り直してドイガキが話を再開する
ドイガキ「画像を解析した結果、地中から出てきたムチのような物はこの怪獣の尻尾であるという事が判明しました」
フブキ「しかし、なぜ急にシッポを振って暴れ出した?」
ミク「それは多分……モンスタースキャナーのマイクロウェーブに……反応したんじゃないかと……」
ヒウラ「なるほど。モグラやネズミはある種の電磁波に弱いからな」
ドイガキ「そう!そこなんですよキャップ。実はこの地区は地下鉄の拡張工事の為、マイクロウェーブによる地質調査が断続的に行われていたんです」
ミク「という事はモグルドンは……その不快な電磁波によって、地上に出てきた?」
シノブ「問題はどうやって捕獲するかよね」
ドイガキ「ご安心を」
そう言ってドイガキはトランクを取り出し、中から新メカ――ではなく『作戦帳』なる物を取り出した
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