エピソード3 ページ38
ミク「車内の温度が急上昇!」
フブキ「熱で溶かそうってのか。冗談じゃない!」
そう言ってフブキは車内のボタンを押して『プラズマシールド』を起動するが、光には全く効果がなかった
ムサシ「プラズマシールドが効かない」
フブキ「クソ!逆に喜んでるみたいだ」
ムサシ「……。そうか!」
フブキ「おい」
すると何かを思い付いたムサシはシェパードのエンジンを切る。すると光はあっという間にシェパードから離れていった
―トレジャーベース・司令室
その頃、トレジャーベースでは意外な物がキャッチされた
ヒウラ「カオスヘッダーだと?」
ドイガキ「はい。微弱ですが、ムサシ達が襲われた時、エネルギー反応をキャッチしました」
シノブ「あの光のウィルスが生物以外のものにまで影響を及ぼすなんて」
―蛍が村
あの後、3人はシェパードで移動するのを止めて、ラウンダーショットのセンサーで謎の発光体を探す事にした
ムサシ「エンジンが発する熱を狙ったんじゃないかって思うんですよ」
ミク「なるほど。虫が明かりに集まるように、あの発光体は熱を発する物体を襲う習性があるってわけね?」
ムサシ「その通り」
フブキ「虫の習性か…。お子ちゃまじゃなきゃ思いつかん発想だな」
ムサシ「おじさんの固い脳ミソじゃ分かんないでしょうね」
ムサシがそう言うとフブキが睨み、ムサシもフブキを睨み返す
ミク(ハァ〜、またこの2人は……。精神年齢は確実に小学生ね)
その時、ラウンダーショットのセンサー機能に反応があった
ムサシ「エネルギー反応です!」
フブキ「カオスヘッダーか?」
ミク「間違いないです。場所はこの先です!」
ミクが先導し、後をついてくるムサシとフブキだが、急に彼女が立ち止まって目の前を見ているのを不思議がり、自分達も見る
フブキ「これは…」
ムサシ「ゴミの不法投棄」
カオスヘッダーはその不法投棄されたゴミからフワフワと出てきて、周囲を漂っている
フブキ「カオスヘッダー…」
ムサシ「こいつら、ゴミに取りついて何をするつもりなんだ?」
ミク「とりあえず、トレジャーベースに報告するね」
そしてミクからの報告を受け、トレジャーベースからシノブとドイガキが乗るテックサンダー1号が発進する
ドイガキ「ミクからの報告によると、ターゲットは熱を放つ物質に攻撃をしかける習性があるそうです」
ヒウラ「テックサンダーにも反応してくるか?」
ドイガキ「おそらく」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
