エピソード7 ページ33
コスモス「ハアッ!」
そしてコスモスは集めたエネルギーを相手に与える技―『エナジーシュート』をイゴマスに向かって放つ
―ピコン、ピコン、ピコン
カラータイマーが鳴り始めてもコスモスは活動時間限界までエネルギーを与え続ける。そしてエネルギーを与えられたイゴマスは縮小し、コスモスは限界までエネルギーを与えたのでその場で消えた
タツヤ「行こうアツシ、ナオコ」
イゴマスが破壊されずに済んだ事を理解した子供達はイゴマスを探す為、川辺に向かう
ナオコ「あっ」
何か見つけたナオコはゆっくりと歩を進める。そこにはコスモスの力で縮小したイゴマスがいた。それに気づいたアツシとタツヤも駆け寄る
アツシは優しくイゴマスを手に取り…
アツシ「イゴマス。」
彼の名前を呼ぶと顔に光が灯った
3人「イゴマス!」
イゴマス「アツシ、タツヤ、ナオコ。僕ノ友ダチ」
ナオコ「そうだよイゴマス」
タツヤ「俺達、ずっとずっと友達だよ」
イゴマス「アリガトウ、ミンナ。アリガ…トウ」
3人「イゴマス!」
この星で覚えた言葉で3人にお礼を言うとイゴマスの電池は再び切れてしまった
その様子を見ていたEYESのメンバー達
シノブ「コスモスはイゴマスを皆が遊べる大きさにしてくれたのね」
ドイガキ「けど、現在の科学の力ではイゴマスの電池を作り出す事は……」
フブキ「できないって事か」
ミク「そんな……」
アツシ「僕が作るよ」
ナオコ「アツシ」
アツシ「僕が勉強して作る。そしてきっと、イゴマスともう一度遊ぶんだ」
タツヤ「でも、その頃には俺達大人になっちゃってるぜ?」
アツシ「そしたら、僕達の子供に遊ばせればいい。次の子供達の子供達が遊べば、ずっとずっとイゴマスは子供のおもちゃで生き続けられる」
ナオコ「そっか」
タツヤ「そうだな」
ムサシ「それまでイゴマスを大切にしてあげるんだぞ?」
アツシ「決まってるだろ」
タツヤ「イゴマスは僕らの大切な友達なんだから」
その言葉にEYESの面々は笑顔になる。そして子供達はイゴマスを持って自分の家へと帰る
ナオコ「イゴマス、あたしが持って帰る」
アツシ「えっ、ナオコで大丈夫なの?」
ナオコ「うん」
タツヤ「俺も電池交換してやろう」
タツヤは今日、壊れたラジコンカーの事を言っているようだ
ナオコ「ちっちゃい時に使ってた人形の家があるからそれにいれてあげようと思って」
ムサシはふと子供達の方を振り返ると夕焼け空に半透明のコスモスの姿があった
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