エピソード2 ページ4
イケヤマ「宇宙開発センターパイロット候補生の…」
ムサシ「春野ムサシです!」
イケヤマ「でその妹の……」
ミク「春野ミク……」
ヒウラ「春野?」
イケヤマ「聞き覚えあるだろ?こいつの怪獣好きはSRCじゃ有名だからな。まぁ、妹の方はリドリアス一筋らしいが」
しかし、5人は気づいていなかった。リドリアスにあの光のウィルスが取りついている事に……
フブキ「なるほど。しょっちゅう保護区域の怪獣達を見て回っている暇なパイロットってのはこの坊やですか」
ムサシ「坊や?」
坊や呼ばわりが気にくわなかったムサシはフブキを睨み、フブキもムサシを睨み返すがそれは突如として終わった。なぜなら……
リドリアス「キュアァァァァァッ!!」
巣で休んでいたリドリアスがいきなり苦しみながら飛翔したのだ
ムサシ「どうしたリドリアス!どうした!?」
ヒウラ「あれは?」
イケヤマ「リドリアスはあの音が好きなんだよ」
リドリアスをなだめる為に青い石を回転させるが、効果が無くムサシ達の方へ突っ込んでくる
ヒウラ「危ない!」
間一髪でヒウラがムサシとミクを掴んで地面に伏せた為、回避出来た
ムサシ「どうしたんだ!どうしたんだよリドリアス!」
ムサシはもう一度青い石を回転させるがやはり効果は無い。そしてリドリアスの首に例の光のウィルスが現れる
フブキ「キャップ、あの光です!」
ヒウラ「何!?」
リドリアス「キュアァァァッ!!」
フブキ「クソッ!あいつ、こっちを狙ってやがる!どけ、邪魔だ!」
光のウィルスの影響でリドリアスの目は鋭くなり、再びムサシ達の方へ向かっていく。それを見たフブキはラウンダーショットを取り出して構える
ムサシ「何するんだ!撃たないで!」
フブキ「バカ野郎、離せ!」
ムサシ「撃っちゃダメだ!」
ムサシとフブキが言い合いをしているとリドリアスは5人に向けて光線を撃ってくる
ヒウラ「危ない!」
ミク「兄さん!」
ヒウラはフブキを、ミクはムサシを押して地面に伏せ、光線を回避した
ヒウラ「フブキ、追うぞ!」
フブキ「はい!」
ムサシ「リドリアス…」
ミク「どうしちゃったんだろ?」
リドリアス「キュアァァァッ!!」
そして様子がおかしいリドリアスは鏑矢諸島に張り巡らせているシールドに激突するが、強引に破って島の外に出てしまった
イケヤマ「わあぁっ!シールドが破れた!」
ムサシ「リドリアス、行くな!リドリアス!」
ミク「追うよ!」
テックサンダー1号はすぐに離陸し、逃げ出したリドリアスを追いかける
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