エピソード4 ページ30
ドイガキ「信じるって……」
アツシ「回ったぞ!」
ナオコ「高い!」
タツヤ「すっげー!」
ナオコ「ねぇ見て見て」
彼女の言葉にアツシとタツヤは後ろを振り返ると、そこにはキレイな景色が広がっていた
ナオコ「本当だ、キレイ」
タツヤ「特別展望台だな」
アツシ「ありがとうイゴマス」
イゴマス「アリガトウ?」
アツシ「そう、ありがとう」
タツヤ「なぁ、イゴマス。僕らもイゴマスの友達にしてくれよ」
ナオコ「ね、良いでしょ?」
イゴマス「アツシ、タツヤ、ナオコ。イゴマスノ友達」
3人「やったぁ!」
宇宙人のロボットと友達になった3人はハイタッチして喜ぶ
アツシ「約束だよ」
3人「ずーっと友達だからね」
イゴマス「リョウカイ」
その様子を微笑ましく見ていたムサシ、ミク、ドイガキだがミクがイゴマスの肩に貼られているシールに気がついた
ミク「ん?あれは……」
ミクはラウンダーショットのスキャン機能を使い、肩に貼られているシールをスキャンする
ムサシ「ミク、それは?」
ミク「イゴマスの肩に貼られていたシール。一応解析する」
ドイガキ「ビビン星の手がかりになるかもしれないね」
そして3人に周囲の景色を見せたイゴマスはゆっくりと地面に下ろした
ナオコ「良かったよね」
アツシ「僕、ちょっと感激しちゃったよ」
タツヤ「良かった、凄い良かった」
すると溜まった熱を放出する為なのか、肩の噴出口から蒸気が出ると肩に貼られていた例のシールが剥がれ、イゴマスの目の前に落ちる
イゴマス「コレハ!?コレガ僕ノ背中ニ……」
―ズゴゴゴゴッ!
アツシ「イゴマス?」
ナオコ「どうしたの?」
イゴマス「ゲバン!ゲバーン!」
シールを見て驚いたイゴマスはロボット形態に移行し、持ち主の子供の名前を叫びながら動き始めた
フブキ「キャップ!攻撃装備が無いとしてもあの巨体で暴れられては!」
ヒウラ「シノブ、フブキ。コンディションレベル・オレンジ。出動!」
2人「了解!」
ムサシ「いきなりどうしたんだ?」
フブキ「やっぱりジンクスか」
そう呟きながら、サングラスをかけるフブキ
ミク「あっ、解析完了!」
イゴマスが暴れている区域では避難が始まったがミクが先ほどのシールの解析が完了した事を告げる
ムサシ「えっ?」
アツシ「何て書いてあったの?」
ミク「えっと、廃棄物処分シール。“このロボットは製造年も古く、そのエネルギーとなる電池の販売も停止してしまった為、スクラップとして廃棄処分する事を認めます”」
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