エピソード2 ページ28
―トレジャーベース
ドイガキは調べた事でわかった事をラウンダーショットの通信機能でキャップや他のメンバーに報告していた
ヒウラ「子供のおもちゃ?」
ドイガキ『ええ、そうなんです。ここに書かれているのが地球でいう製造コードと製造場所です』
そう言ってキャップ達に見せた画面には地球上には無い言語で書かれていた
ドイガキ『分析した結果、ポルトガル語によく似た文法形式で、解読すると“ビビン星の工場で製造された友達ロボット・イゴマス”と書かれている事が判明しました』
アヤノ「ビビン星?」
フブキ「友達ロボットってこんなにデカイはずが…」
シノブ「つまり、このロボットを落とした宇宙人って…」
ミク『推測……ですがかなり巨大な宇宙人……じゃないかと』
アツシ「じゃあ、イゴマスがこのぐらいだったら――」
タツヤ「宇宙人はこのぐらい?」
ナオコ「でかーい」
シノブ「地球の言葉を話せるのは?」
ミク『言語を解析する……特殊な装置のような物が内蔵……されていると思われます』
フブキ「宇宙人のハイテクおもちゃか」
ヒウラ「攻撃的な装備は?」
ドイガキ『現時点では確認されてません』
ミク『この後、スキャンデータを……解析する予定です』
アツシ「ふーん。じゃあ、安心だね」
ナオコ「じゃ、行ってみようか」
タツヤ「行こう」
子供達は危険が無いと分かると、こっそりとイゴマスの元へ向かう
ヒウラ「宇宙人の子供の落とし物といったところか」
フブキ「ったく、人騒がせだな」
アヤノ「でも、落とした子、捜してるんじゃないかな?」
そして子供達はイゴマスの元へたどり着き、呼び掛ける
3人「イゴマス!」
アツシ「イゴマス!俺、仲沢篤史。アツシで良いよ。こっちはタツヤ」
タツヤ「タツヤだよー」
アツシ「そしてナオコ」
ナオコ「ナオコだよ。呼び捨てにしないで(小声)」
―ドガッ!
アツシ「痛っ!」
イゴマス「ヨロシク」
アツシ「そして、この星は地球」
イゴマス「チキュウ?リョウカイ」
ナオコ「ねぇ、イゴマスはどこから来たの?」
イゴマス「ビビン星。イゴマス、ゲバンノトモダチ」
アツシ「ゲバン?」
ナオコ「きっと、イゴマスの持ち主の名前よ。こーんなおっきな」
タツヤ「はぁ、それね。そのゲバンってどんな子なの?」
イゴマス「ゲバン、トッテモ元気。イタズラ大好キ」
ナオコ「タツヤみたいな子ね」
タツヤ「うっさいなぁ」
イゴマス「イゴマス、ゲバンタチト旅行中、宇宙船カラ落チタ」
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