エピソード6 ページ23
シノブ「管制エリア内の旅客機にマシントラブルが発生。空港への着陸要請が出されています」
ヒウラ『上空での待機は?』
シノブ「エンジン部が故障で墜落の危険があるため不可能です」
ヒウラ「スピットルの移動状況は?」
ドイガキ「減速しました。しかし、現状では約2分後にジャンボ機と確実に接触します」
ヒウラ「2分後!?」
モニターにスピットルの移動状況をが映し出されているが、ドイガキの言う通り、減速したかと思うと進路を変更してマシントラブルが起こった旅客機へと向かうスピットル
するとムサシがこの状況を打開する作戦を提案する
ムサシ「キャップ、スピットルの止めるには奴が地上に出た時、後頭部に麻酔弾を撃ち込むしかありません」
フブキ「それは一度失敗してんだろ!」
ムサシ「今度は僕がオトリになります」
フブキ「オトリ?」
ムサシ「ええ。機動性の高い4号で誘導し、1号からフブキさんがスピットルを狙撃する。成功率が一番高いはずです」
ミク『キャップ……ジャンボ機とスピットルの遭遇まで……残り1分です』
ヒウラ「ムサシ、お前が接近すれば怪獣は暴れる。危険な任務だぞ!」
ムサシ「ジャンボ機とスピットル、その両方を同時に救うには今はこの方法しかありません!」
ヒウラ「よし!やってみろ!ミクはムサシのサポートに回れ!」
ミク『了解』
そして遂にスピットルがジャンボ機の少し手前に現れた!
アヤノ「地上に怪獣出現!ジャンボ機を待ち受けてる…」
スピットルとジャンボ機が接触する直前にムサシが乗る4号機がスピットルの目の前を飛行し、ジャンボ機が着陸するルートからそらした。そのおかげでジャンボ機は無事に空港へと向かう
ヒウラ「よし!」
ミク「第一段階成功」
ムサシ「さあ、こっちだ。ついてこいスピットル!」
そう言ってムサシは4号機を操り、スピットルの目の前を行ったり来たりする。するとスピットルの顔を覆っていた襟巻きが広がり、顔があらわになる
どうやら威嚇状態になったようだ
スピットル「グウゥゥッ!」
―バシュウゥッ!
ムサシ「っ!」
スピットルが吐いた溶解液を右に、左にと移動して避けるムサシ
一方、スピットルの後ろで待機している1号機は麻酔弾の発射準備が整った。そして…
ムサシ「フブキ隊員、今です!」
フブキ「任せろ!」
―バシュウゥッ!
―ズガァァンッ!
ドイガキ「4号機が!」
麻酔弾を撃とうとした瞬間、4号機が被弾してしまい、落ちていく
ヒウラ「ムサシ、脱出しろ!」
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