エピソード5 ページ22
ムサシ「まさか…」
ムサシがある考えに到達するとトレジャーベース内に警報が鳴り響く
ミク「おそらくスピットルが動き出したのね」
そして兄妹は急いで司令室へと向かった
―司令室
アヤノ「J-3エリアに巨大な熱源反応を確認!」
ムサシ「キャップ、あいつがまた地上に?」
ヒウラ「今はまだだ」
ムサシ「地中を、移動しているんですね?」
フブキ「どけ!お前のいい加減な話を聞いている暇はない」
そう言ってフブキに押し退けられるムサシだが、再びヒウラの前に立ち、一晩かけて調べた事を説明する
ムサシ「熱源の移動進路を割り出して下さい」
シノブ「移動進路を?」
ムサシ「スピットルは激しいジェット音を憎んでいます。あいつは全ての音を消そうとしている」
ヒウラ「音を消す?」
ムサシ「そうです。その為に、空港を襲うつもりなんです」
実際、現場では頭上の飛行機のジェット音に過敏に反応してスピットルは移動している
ミク「ちょっと…失礼します、アヤノ先輩」
アヤノ「あ、うん」
ミク「これが、スピットルの移動進路です」
モニターに表示されたスピットルの移動進路は確かにこのまま行けば、空港へと向かうものだった
ヒウラ「間違いない。怪獣はまっすぐ新都第3空港へ向かっている。大至急、空港及び周辺地区の避難勧告を」
アヤノ「了解!」
シノブ「航空管制局へ連絡。全ての航空機の離発着を中止させます」
ヒウラ「頼む。フブキ、ドイガキは1号機で俺と出動だ!ミクは3号機で頼む!」
フブキ・ドイガキ・ミク「了解!」
4人がテックサンダーで現場に向かおうとするとムサシがヒウラを呼び止める
ムサシ「キャップ!僕も行かせて下さい。僕はチームEYESの為に働きたいんです!お願いします!お願いします!」
ムサシはもう一度チャンスをもらおうと深く頭を下げ、ヒウラに頼み込む。それに対しヒウラは…
ヒウラ「4号機で出動だ」
ムサシ「はい!」
ムサシの出動を認めた。そして1号機、3号機、4号機は現場に向かって出動する
ヒウラ「ドイガキ、空港の避難状況は?」
ドイガキ「すでに90%まで完了。全ての航空機が離陸を中止。着陸予定だった便も進路を変更しました」
ヒウラ「よし」
これでスピットルの保護だけに専念出来ると思われた矢先、ミクが通信で話しかけてくる
ミク『キャップ、管制エリア内に……まだ航空機の機影が……』
ヒウラ「何!?」
フブキ「進路変更は通達されたんじゃないのか?」
―司令室
シノブ「キャップ、不測の事態です」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
