エピソード1 ページ3
その時、戦闘機に何かの影に落ちたので上を見てみると、鳥型の怪獣がいた
ムサシ「うわぁぁぁっ!」
リドリアス「キュアァァァッ!」
ムサシ「やめろ、やめてくれ!リドリアス」
ミク「相変わらずだね。落ち着いて」
するとリドリアスは兄妹の言葉が通じたのか、一鳴きする
ムサシ「ずいぶん荒っぽい出迎えだなリドリアス」
そう言ってムサシは昔、ウルトラマンからもらった青く透き通った石を回転させる。すると何とも綺麗な音が響く
ムサシ「よーし、行くぞー!」
ムサシは石を回転させながら、戦闘機を操縦するとリドリアスはその後をついてくる
ミク「良い子だねリドリアス。ついてきて」
そして戦闘機がアクロバティックな飛行するとリドリアスもその後をしっかりとついてくる
その様子を見た鏑矢諸島のイケヤマ管理官も嬉しそうに眺めていた
ムサシ「やるなリドリアス。ハハハハハ」
ミク「そろそろ着陸しよ」
その後、ミクの言葉通りに一旦着陸し、リドリアスは崖下にある自分の巣でのんびりしていた
イケヤマ「こうして大人しいのを見てるとな、シールドで閉じ込めとくのがかわいそうになる時もあるよ」
ムサシ「何とか出来ないんですか?もっと自由に」
イケヤマ「怪獣は怪獣だ。ムリな話さ」
ムサシ「あんなにおとなしくて可愛いのに…」
イケヤマ「ハハハ。まるで恋人扱いだな」
ミク「兄は怪獣が恋人だから」
ムサシ「いや、別にそういうわけじゃ……」
するとイケヤマがムサシの否定する言葉を遮って一言
イケヤマ「ムサシ。宇宙パイロットなんか目指すのやめて、うちに来ないか?怪獣保護管理センターの方がお前に向いてるように思うがな」
その時、鏑矢諸島上空にチームEYESが所有する機体――テックサンダー1号が現れた
イケヤマ「EYES?何だ?急に」
ミク「保護した怪獣の様子見?」
イケヤマ「いや、そんな話は聞いてないよ」
―1号機内
ヒウラ「鏑矢島か…。光のウィルスが消滅したポイントはここだな」
フブキ「はい。シールドを解除します」
操縦席からシールド解除のパスワードを入力して解除し、鏑矢諸島に降り立つヒウラとフブキ
ヒウラ「イケヤマさん、しばらくでした」
イケヤマ「ようヒウラキャップ、どうした?新しい怪獣でも連れてきたか?」
ヒウラ「いえ、今日はこちらの方でちょっと調査したい事があったもので」
そう言った後、ヒウラは側にいるムサシとムサシの背に隠れているミクに目を向ける
イケヤマ「あ、紹介するよ。」
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