検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:4,804 hit

エピソード3 ページ20

ミク「そんな事も分からないの!?」

怒声をムサシに浴びせながらミクは兄の胸元を持って立たせる

ヒウラ「ミク、もう良い。ムサシ、たとえ新人でも自分勝手な行動は許されるものではない。それなりの責任はとってもらう」

そう言われたムサシは明らかに落ち込んでしまう

シノブ「キャップ、ムサシ隊員を任務から外すんですか?」

シノブの問いにヒウラは軽く頷く

ヒウラ「不服はないな?」

ムサシ「はい…」


―司令室から出たムサシは先程の事を考えていた

ムサシ(まいったなぁ。でも、どうしてあの時コスモスは僕に力を貸してくれなかったんだろう?)

するとそこへ書類を持ったヒウラが現れ、黄昏れているムサシを見つけて近づく

ムサシ「キャップ…」

ヒウラ「ムサシ。俺がお前をチームEYESに迎えた理由は前にも話したな?」

ムサシ「はい」

ヒウラ「その時、俺はこんな話をしたはずだ。“怪獣が何を考え、何をしたいのか”。つまり…」

ムサシ「怪獣達の本当の心を知りたい」

ヒウラ「そうだ。お前にはそれが出来ると思っていたんだが…」

ヒウラにそこまで目をかけてもらっていただけに昼間の行動のせいで失望させてしまったと思ったムサシはうつむく

ヒウラ「ムサシ、大切なのは真実を見極める目だ。それがチームEYESには必要だ」

そう言ってヒウラはムサシの肩をポンッと叩き、その場から去っていった

ムサシ「真実を見極める目」


―翌日、ムサシは鏑矢諸島に来ていた

そしていつも通り、リドリアスの巣に来たがリドリアスはいなかった

イケヤマ「おい、ムサシ」

ムサシ「イケヤマさん、こんにちは」

イケヤマ「EYESの任務がキツくて早速逃げ出してきたんだろう」

ムサシ「違いますよ。一度しょ、初心に戻ろうかなって」

イケヤマ「そうか」

ムサシ「ところでイケヤマさん、リドリアスの姿が見えないんですけどまさか……」

ムサシは先日のゴルメデの件でリドリアスは羽を痛めた為、重症なのでは?と思ったようだ

イケヤマ「心配するな。リドリアスなら元気だよ」

ムサシ「えっ。じゃあ、どうして…」

イケヤマ「メンテナンスだよ、電磁シールドの。いつもこの時期にやってるだろ?」

ムサシ「ああ、それで」

イケヤマ「リドリアスは洞窟の奥で寝てるよ。あいつはメンテ中に発生する超低周波が大の苦手だからな」

ムサシ「そうでしたよね。音の好き嫌いが激しいんですよね。音?ひょっとして…」

ある推測に至ったムサシは急いでトレジャーベースに帰還する

エピソード4→←エピソード2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カオスカラミティ | 作者ホームページ:何それ。  
作成日時:2021年3月10日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。