エピソード2 ページ19
ミク「なのに何でこんな昼間に……?」
すると突然4号機が離れ、スピットルに向かっていく
ミク「ちょっと兄さん!?」
ムサシ「ここは僕に任せて下さい」
そしてムサシはテックサンダー4号をスピットルの真上につける
シノブ「ムサシ隊員!」
ヒウラ「まだ作戦許可は出してないぞ!」
ムサシ「大丈夫です。やつの神経中枢は後頭部です。そこに正確に麻酔弾を撃ち込めば…」
そう言ってムサシは麻酔弾を準備し、ゆっくりとスピットルに近づく。しかし、スピットルは振り返り4号機に向かって黒い溶解液を吐いた
ムサシ「うわっ!」
―バシュッ!
―ザクッ!
スピットル「グオォォォンッ!」
間一髪で避けたムサシだが予想外の反撃に驚き、麻酔弾を発射してしまった。しかもそれは狙っていた後頭部にではなく、スピットルの右足に命中してしまった
そして麻酔弾が刺さった痛みでスピットルは悶え苦しみながら溶解液をあちこちに吐く
ヒウラ「危ない!」
―ズガァァァンッ!
シノブ「機体損傷、緊急着陸します!」
ミク「同じく機体損傷の為、緊急着陸します!」
フブキ「何がおとなしい怪獣だよ!」
ムサシ「そ、そんなはずは…」
ようやく、痛みが無くなってきたスピットルはこの場から逃げる為に地面を掘り始める
ムサシ(こうなったらコスモスの力で!)
このまま逃がしてはいけないと思ったムサシはコスモプラックを取り出し、コスモスに変身する為に掲げるが……
ムサシ(変身できない?)
光が放たれる事はなく、コスモスに変身出来なかった。そんな事をしている間にスピットルは地中に逃げてしまった
―トレジャーベース・司令室にて
フブキ「このバカが!」
何とかトレジャーベースに帰ってきた隊員達。しかし、帰ってきた瞬間にムサシはフブキに殴られる
フブキ「勝手な行動しやがって。ピンチになればまた奇跡が起こるとでも思ったか。ウルトラマンが来るとでも思ったか!あ!?」
アヤノ「フブキさん、暴力はやめて下さい!」
ドイガキ「ム、ムサシ!謝れ。す、すぐに謝れ!」
ムサシ「すいませんでした。でも、僕は僕なりに一生懸命やろうと思って!」
ドイガキに言われた通り、ムサシは謝罪したが自分の考えをフブキに言うとある人物の逆鱗に触れた
ミク「いい加減にして!!」
全員「っ!!」
ミク「兄さんが怪獣保護を頑張るのは別に構わないわよ!でもね、それで単独行動するのはよくないわ!こういう組織やチームではね、1人の勝手な行動で取り返しのつかない事だって起きるの!」
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