【第3話・飛べ!ムサシ】 ページ17
スピットル 登場
―――――
深夜、とある飛行場の側の大地が盛り上がり、怪獣が現れた
―トレジャーベースにて
数日後、トレジャーベースの上空では2機のテックサンダー…3号と4号が飛んでいた。3号に乗っているのはミク、4号に乗っているのはムサシで2人とも今日は飛行訓練を受けていたのだ
ムサシ「ヤッホー!」
アヤノ『ムサシ隊員、浮かれすぎよ。早く着陸準備に入って下さい』
ムサシ「もう少しだけ…。スロットのレバーの調子がイマイチなんだよな〜」
そう言いながらムサシは遊ぶようにテックサンダー4号を操縦する
―司令室
ドイガキ「とかなんとか言いながら……」
アヤノ「完全に楽しんじゃってますね」
フブキ「ったくガキが!遊園地気分だぜ」
ヒウラ「でも、操縦テクニックは確かだ。さすが宇宙パイロットを目指していただけの事はある」
シノブ「ではテックサンダー4号は…」
ヒウラ「しばらくはムサシ専用機という事で様子を見よう」
その言葉を通信で聞いていたムサシは…
ムサシ「えっ、本当ですか?あぁ、もう最高!」
そう言って再びテックサンダー4号を操縦する
ヒウラ「ところでミクの方は?」
シノブ「アヤノ、お願い」
アヤノ「はい!」
今度はミクの様子を見る為にアヤノは画面を切り替える。そこには兄のように遊んではおらず、的確に、一切の無駄がない動きで飛んでいるテックサンダー3号が映っていた
ヒウラ「ほう〜、彼女も兄に負けず劣らずだな」
シノブ「はい。一応彼女も最低限のフライトのシミュレーションはやっていたようなので」
ドイガキ「彼女も宇宙パイロット目指していたんですか?」
シノブ「いいえ。兄と同じようにSRCに入ってはいるけど、あまり積極的に宇宙パイロットになりたそうでは無いらしいの」
アヤノ「じゃあ、何でSRCに?」
フブキ「本来の夢を叶えられないと悟ったから、兄と同じ道に……みたいな感じじゃないのか?」
司令室でミクの夢の事を話していると通信でミクが話しかけてきた
ミク『勝手な事を言わないで下さい。それよりキャップ、指定されていたルート及び操縦は終了しました。帰還してよろしいですか?』
ヒウラ「文句なしの合格だ。しばらくは3号機をミクの専用機にしようと思うが、どうだ?」
ミク『本来なら私のような者に専用機など恐れ多いですが、キャップが仰るのならありがたく…』
アヤノ「兄と違って凄い真面目な子だよね…」
そして通信を終えたミクは遊んでいる兄より先にトレジャーベースに帰還する
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