エピソード4 ページ13
よく見るとリドリアスの羽に傷がついていた。それを見たムサシとミクは先日、起きた事を思い出す
ムサシ「あいつ、シールドを突っ切って…」
ミク「またあの子は無茶して…」
シノブ「起きたの、奇跡が…」
しかし、元々友好的な怪獣である為、凶暴な怪獣であるゴルメデに敵うはずもなく徐々に追い込まれていく。それを見たムサシは青い石を取り出して回し始める
ムサシ「リドリアス、逃げろ!逃げるんだ!逃げてくれー!」
―ズドドドドンッ!
ゴルメデ「グオォォォンッ!」
リドリアスのピンチにテックサンダー1号がゴルメデに向かって攻撃する
ムサシ「は、あっ!」
フブキ「ムサシ、感謝しろ。お前のリドリアスは守ってやる」
ムサシ『ダメだ!ゴルメデを攻撃しちゃダメだ!』
フブキ「何だと!?」
シノブ「なぜゴルメデを?」
ムサシ「ゴルメデも、ゴルメデも救わきゃダメなんだ。どっちが良いとか悪いとかじゃないんだ!」
フブキ「いい加減にしろ!まだ現実が見えていないのか?このままだとリドリアスはやられる!」
ムサシ「違う!」
シノブ「ムサシ隊員!」
ドイガキ「よせ、危ない!」
仲間の制止を聞かずにムサシはゴルメデへ向かっていき、ラウンダーショットをショットガンモードにし、さらに弾を閃光弾にしてゴルメデの目前を狙う
―バシュンッ!
ゴルメデ「グウゥゥッ…」
ムサシ「よし!」
閃光弾に驚いたゴルメデの背後を狙って再び閃光弾を撃つムサシ
ムサシ「ゴルメデ、こっちだ!」
ドイガキ「あいつ、ゴルメデを引き離すつもりなんだ」
シノブ「無茶よ。何でそこまで!」
ミク(昔……勇者になるとウルトラマンと約束したから?でも勇気と無謀は違うのよ兄さん)
その後もムサシはゴルメデに向かって閃光弾を撃ち続ける。しかしゴルメデもやられっぱなしでいるはずもなく、反撃の火炎を吐いてくる
―ズドンッ!ズドンッ!ズドンッ!ズドォォォンッ!
ムサシ「ウワァァァッ!!」
爆発の爆風を受けてムサシは吹き飛び、ゴルメデは再び口に炎を収束させる
シノブ「危ない!」
ミク「兄さん!」
―ズドォンッ!
火炎が放たれようとした瞬間、ゴルメデに向かって破壊弾が撃たれた。撃ったのは……
ムサシ「っ!!」
そう、ムサシだった。とっさとはいえ、怪獣を撃ってしまった彼は悔しがる
ムサシ「やっぱりこれしか……、撃つ事しか出来ないのか!」
フブキ「そういう事だ。それが現実だ」
ムサシ「クソッ!」
ムサシはラウンダーショットを捨てて再び走り出す
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ