オーブとジード&レイ ページ15
情報屋「それが…」
ゼナ『それが?』
すると情報屋はゆっくりと手を出し、情報料を求める。それを見たレイトは500円を取り出して渡す
情報屋「ははぁ」
―ガシッ!
情報屋「ん?」
するとライハが情報屋の腕を掴んだ。それを見た情報屋は抵抗するが……
情報屋「ああっ、イテテテ…」
戦闘経験豊富なライハが一枚上手だったようで500円を取り返し、情報屋に裏拳をくらわした
情報屋「アイヤー!」
そしてライハが剣を向けると情報屋は両手を上げて続きを話す
情報屋「それが、伝説の“赤き鋼”ね!“赤き鋼”の開発者の一人娘はクシア人、最後の生き残りとなった」
ライハ「その人が…アイルさん」
ペガ「やっぱり、“赤き鋼”がないと勝てないのかな?」
リク「大丈夫だ。言ったろ?」
ミク「私達が絶対地球を守ってみせるって…!」
そう言うとリクとミクは外に出ていってしまった
モア「リッ君!?ミーちゃん!?」
兄妹を追いかけようとするのをガイが止め、2人を追いかける
兄妹「……はぁ」
ガイ「ずいぶん長い間、1人で旅をしている」
ミク「ガイさん…」
ガイ「誰かと深く関わる事。その誰かを失う事。俺は恐れていた時もあった。ま…、そんなのは俺の思い込みだったんだけどな」
兄妹「……」
ガイ「ウルトラマンだって完璧じゃない。1人で出来ない事もある。言ったろ?肩の力を抜けって」
その言葉に兄妹はうなずく
ガイ「この近くにいい風呂屋があるそうだ。どうだ?ひとっ風呂浴びてサッパリしてくるか?」
リク「いえ…、今はそんな事をしてる場合ではないので」
ガイ「風呂上がりのラムネは格別だぞ?」
ミク「そうなんですか?」
ガイ「ああ。最高の贅沢だ」
リク「ありがとうございます。でも、僕達なら心配いりません」
ミク「絶対に皆の事を守ってみせますから」
ガイ「そうか…。じゃ、風呂はまた今度な」
兄妹「はい」
その時、背後に情報屋から話を聞き終わったゼナ達一行が現れた
ゼナ『レイトくん、協力感謝する』
ゼナはレイトに領収書を渡すが、レイトはため息をついて一言
レイト「はぁ…経費で落ちるかなぁ…」
ゼナ『そう……なのか?』
ペガ「あれ!何だろう?」
ペガが何かに気づき、空を指さすと赤いテジタル文字が浮かび上がっていた。その正体はギルバリスの本拠地であるサイバー惑星クシアだった
ガイ「あの惑星は…」
すると建物の通路からアイルが現れて一言
アイル「ギルバリスの本拠地サイバー惑星クシア…」
兄妹「アイルさん…」
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