ウルトラマンジード・ベリアルの娘part3 (ページ8)

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エピソード7 ページ8

ライハ『赤い角の怪獣に襲われて、大事な人を失った。マユちゃんには同じ思いは絶対にさせない。』

ミク『ウルトラマンもいるし、私達もいるしね。』

ライハ『ただ、戦うには覚悟がいるからマユちゃんには本当の事を知っておいてほしかった。』

マユ『でも、怪獣に勝てるの?』

ライハ『大丈夫。それに、あれは怪獣に化けた人なの。』

マユ『えっ?』
ミク『そうなの!?』

ライハ『見たんだ。怪獣が変身を解いて人に戻る所を。』

レイト「6年前、怪獣被害で両親を失った女の子がいたはず……」

それを聞いてリクとミクはゼロとグラビティ、クラインが伏井出ケイの策略によって瀕死の重傷を負った時の事を思い出した

リク「ライハ……」
ミク「そんな過去が……」

―橋の上にて
ライハ「見てたから。あの時……。」

6年前、光瀬山麓に来ていたライハと両親の目の前にケイがフュージョンライズしたスカルゴモラが現れ、岩山を破壊してライハの両親を奪ったのだ。

そして悲しみに暮れるライハからリトルスターが分離され、スカルゴモラに向かっていくが……

ケイ『リトルスター。』

吸収される前に砕け散ってしまった。それを見たケイはフュージョンライズを解き、橋の上に立つ。

ライハ「でも意外だった。あなたはゼロか若き最強兄妹を誘き出すとばかり、そしてまたレイトさんを襲うつもりなの?」

ケイ「そんな事をして大事なリトルスターが失われたら大変だ。あの時みたいにね。」

その言葉に怒ったライハは剣を抜き、ケイに斬りかかるが相手はいとも簡単に避け、さらには杖で応戦する。

そしてケイがライハの拳を腹に受けて怯んだ隙にライハは剣をケイの首筋に当てた瞬間、リク達と光、優衣が駆けつける。

リク「ライハ!」
ミク「ライハちゃん!」
マユ「お姉ちゃん!」

ケイ「なぜ?」

ライハ「覚悟が違うのよ。自分のせいで大切な人が奪われて、守れなくて、私がこの6年どれだけ苦しかったか、悔しかったか。その気持ちが分かる?」

ケイ「下らないな。」

ライハ「…でしょうね。でもその下らない物が、あんたと私の差よ!!」

そう言ってライハはケイを斬ろうとした瞬間、ライハは光に包まれて剣を止めた。

エスケイプ「いつまで遊んでるのかしら?任務が終わったならさっさと帰還しなさい。」

ケイ「エスケイプ様。申し訳ありません。」

そして2人はこの場から去ろうとするがゼロと光、優衣が追いかける。しかしケイが防護壁を展開し、2人はそれに包まれて消えた