エピソード6 ページ7
ライハ「マユちゃん、どうして!?」
マユ「だって……。」
ライハ「リトルスターの話をしたでしょ?怪獣に狙われるって。ここは危険なの。」
マユ「お姉ちゃんだって!ねぇ、何をするつもり!?」
ライハ「……。」
マユ「帰ろう!ねぇ、帰ろうよ!」
マユの声が聞こえてそちらを向くジードとレイだが、スカルゴモラはその隙をついて2人を殴り飛ばす。
そしてリトルスターを持つマユの方へと視線を向け、進撃してきた。
「ギャアァオォォン!!」
兄妹「フッ!ハアァァァッ!!」
―ズガンッ!!
しかしジードクローとフォースクローを装備し、背中のブースターで接近してきたジードとレイの攻撃でスカルゴモラは吹っ飛んだ。
ライハ「ここにいなさい。」
マユ「でも……。」
ライハ「ずっと待っていたチャンスなの!!ずっとずっと…。」
「ギャアァオォォン!!」
―ズゴオォォォォッ!!
スカルゴモラは兄妹に向かって火炎を吐くが、2人はクローを回転させて防ぎ…
兄妹「ハアッ!!」
トリガーを2回押した後、クローの中央にあるボタンを押して必殺技を発動する。
兄妹「コークスクリュージャミング!!」
「ギャアァウゥゥゥッ!!」
―ズドオォォォォンッ!!
2人の炎を纏ったコークスクリュージャミングを受けて、スカルゴモラは爆発四散した。その様子を見ていたライハは…
ライハ「いつかあなたにも分かる。」
それだけ言って山間にかかっている橋へと向かった。
マユ「お姉ちゃん!」
レイト「マユ!大丈夫か?」
倒れたマユを駆けつけたレイトが起こすと、マユのリトルスターが光り輝いていた。
マユ「お願いジード、レイ!お姉ちゃんを止めて!お姉ちゃんを助けて!」
兄妹『マユちゃん。』
するとリトルスターはジードとレイに譲渡されて新たなカプセル――ゼロカプセルとグラビティカプセルが起動した。
リク『ゼロ…』
ミク『グラビティ…』
そして山間にかかっている橋には変身を解き、ゴモラカプセルとレッドキングカプセルを握っている伏井出ケイがおり、そこへライハが現れた。
ケイ「……。よくここにいると分かりましたね。」
するとライハは袋を捨てて、剣を取り出す。
マユとレイトがいる場所にリクとミクが現れ、なぜここにいるのかと問うと…
マユ「お姉ちゃんは昔、赤い角の怪獣に…」
実はマユとライハ、そしてミクの3人だけになった時にライハは自分の過去を話したのだ。
マユ『リトルスター?』
ライハ『それを持っている人間は怪獣に狙われる。私もそうだった。』
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