エピソード2 ページ44
レイト(ゼロ)「はっ。それじゃお前はあいつの何を知っている?」
モア「それは……」
光「俺達は何千年という時間をかけて色んな宇宙人の情報を集めた。その中には当然シャドー星人の物もある。」
優衣「実際、過去にシャドー星人は地球侵略の為に怪獣を送り込んでいるわ。確かに貴女の言う通り、改心した奴もいるかもしれない。でも、元は侵略宇宙人だという事を忘れないで。」
ゼロ達の言葉にモアは何も言い返せなくなる
その後、AIBに帰還すると端末を操作しているシャドー星人がおり、モアはそれをゼナだと思って話しかけるが……
「っ!貴女が愛崎モアさんですね?ゼナさんは極秘任務でしばらく別の星に赴任する事になりました。」
モア「えっ?」
話しかけたシャドー星人がゼナと違う声なのとゼナが別の星に赴任した事に頭が混乱するモア
「その間、僕がパートナーを務めるようにと。こちらが辞令です。」
そう言って辞令を見せるシャドー星人。
モア「様子がおかしいと思ったら、任務だったんだ?」
すると目の前のシャドー星人の顔が地球人の顔に変わり、自己紹介する
クルト「僕はクルト。シャドー星人のクルトです。よろしくお願いしますモアさん。」
そう言ってニコッと笑うシャドー星人クルト
モア「あっ、はい。」
そして2人は早速街中に出て、パトロールを始める
モア「地球は初めて?」
クルト「はい。あっ、でもご迷惑にならないように勉強してきました。地球では、石の橋は叩いてから渡らなきゃならないんですよね?」
一瞬、「ん?」となるモアだがすぐにクルトの言った言葉がことわざの事だと分かり、解説する
モア「それはことわざで『石橋を叩いて渡る』って言って、用心深い事を例えているの。」
クルト「毒物を食べた場合は、お皿まで食べなければならない!ひぃ〜!」
モア「お皿?食べない食べない!食べたら毒より大変だし……じゃなくて。」
するとクルトはモアの話を聞かずに風船に興味を示して近寄り、風船をもらう
その様子を見ていたモアは光と優衣の言葉を思い出す
光『あいつらは元々、好戦的な侵略者でな。冷酷で残忍。『宇宙ゲリラ』と呼ばれていた。』
優衣『確かに貴女の言う通り、改心した奴もいるかもしれない。でも、元は侵略宇宙人だという事を忘れないで。』
モア「偏見……だよね。」
その後、パトロールしていると偶然リクとミク、ライハと出会いクルトを紹介するモア
クルト「初めましてニコニコ生命保険の影山クルトと申します。」
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