【第14話・シャドーの影】 ページ42
レムとミクが画策したお芝居から数日後、星雲荘にはAIBのモアが来ていた
モア「えぇ〜!!何これ〜!?」
と叫びながらもモアは興味津々で星雲荘のあちこちを見る。
リク「いわゆる秘密基地ってやつ。細かい事は追々。今日は大事な話があって来てもらったんだ。」
モア「えっ?大事な話?」
ライハ「いらっしゃい。」
するとタイミング良くライハがお茶を、ミクがお菓子を持ってきた。
モア「まさか、一緒に住んでるってここで?」
リク「うん。」
モア「大事な話。同棲カップル。まさか……」
リク『僕達、結婚するんだ。』
モア「そんな!!」
ミク「モアちゃん、壮絶な勘違いをしてるような……(汗)」
…という妄想をモアが見ているとリクが自分の影に話しかける
リク「モジモジしてないで、挨拶するんだろ?」
モア「っ!?挨拶?やっぱり!」
そして観念したのか、影の中からペガが現れる
ペガ「よいしょ。えへへ…」
モア「やっぱりペガッサ星人!!……ってペガッサ星人?」
ペガ「どうもはじめまして。僕、ペガです。」
ミク「ジードとレイだってバレてからずっと話さないと、って思っててね。」
リク「ペガも昔から挨拶したがってたし。」
その言葉を聞いてモアは「ん?」という顔になり、兄妹に訊ねる
モア「昔?いつから一緒にいるの?」
リク「えっと…」
モアの問いに記憶を掘り返すリクだが、モアは勝手に暴走を始める
モア「リっくん、ミーちゃん幼稚園の時、私と一緒に寝てたよね?」
ペガ「その頃はまだ……!」
モア「……。小学1年まで一緒にお風呂に入ってたけど。」
リク「あっ、ペガと会ったのは中学の頃からだよ!」
それを聞いたモアは驚愕する。
モア「えっ!?それからずっと!?」
ペガ「うん。モアとも一緒に暮らしてた。」
ミク「バレないようにするのは大変だったね。」
モア「じゃあ、リっくんが中学2年の冬休み、2人で映画に行った時も?」
ペガ「僕もいた!映画館は暗くて良いよね。」
モア「ちゅ、中学3年の春休み、2人でプラネタリウム行った時も!?」
ペガ「プラネタリウムも暗くて良いよね〜」
モア「高校1年の夏休み、お化け屋敷で怖がったリっくんが私に抱きついてきた時も!?」
ペガ「……。それ僕!暗いのは良いけど、怖いのはちょっとね……」
モア「ヌアアアア!!私の青春の思い出が〜……」
ライハ「何かショック受けてるけど?」
リク「黙っててごめん!」
ペガ「ごめんなさい!」
ミク「黙ってた事にショックを受けてるんじゃないと思うけど?」
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