ウルトラマンジード・ベリアルの娘part2 (ページ6)

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エピソード5 ページ6

ミク『この日は結局、お兄ちゃんは昼御飯を食べる事が出来きず、疲労がたまってカラータイマー……が鳴るはずもなく仕事も夜遅くまでやってたみたい。そしてレイトさんの方はと言うと……』

レイト「フウ～、疲れた～。銀河マーケットって意外と忙しいんですね」

ミク「意外とは余計。」

そう言ってレイトはネクタイを緩め、ソファーに座って休もうとするが…

―ジャキンッ!

レイト「ひっ!?」

一緒に戻ってきたライハがレイトの前に剣を振りかざした

ミク「あっ、次はトレーニングだったね」

レイト「トッ、トレーニング!?」

ミク「はい!ウルトラマンになったからには体を鍛えなきゃいけないって、ライハちゃんが言ってました!」

ライハ「まさか、そのタルい体でウルトラマンやる気じゃないでしょうね?」

そしてリクが毎日やっているのと同様のトレーニングが開始された。ライハはレイトの背中に座り、その状態で腕立て伏せを始める

ライハ「82、83、84、85、86、87……」

レイト「うぅ～、ぐぅ……ゼロさぁ～ん、助けてぇ～…!」

レイトはゼロに助けを求めるがウルトラマンになると言ったのはレイト自身なのでゼロはレイトを手助けする事はなかった

ミク『とまあ、レイトさんはレイトさんで苦労してるの。そしてこの入れ替わり生活が数日続いたんだけど、お兄ちゃんは食事を取る事も出来ずに目の前の仕事をこなすのに必死で。一方レイトさんは銀河マーケットのバイトやトレーニングと結構ハードスケジュールの１日を送っていたの。その結果2人は…』

リク「もうダメだ……」
レイト「戻りたい……」

ミク『お兄ちゃんは会社のデスクの上に突っ伏して、レイトさんは星雲荘の床に仰向けになって倒れながらそう嘆いた。肉体的、精神的にもだいぶキツくなってたんだね』

レイト「勘違いしてたよ」

リク「えっ?」

それから数日後、バイトも会社も休みの日にリクとレイトはとある広場に来て、階段に座りながら話していた

レイト「ゼロさんに変身した時、凄い高揚感だった。まるで自分がスターになったように。……けど違った。それはゼロさんの力だったんだ。僕はゼロさんの力を借りていただけで、あれは僕じゃないって思ったんだ。……ごめん、簡単に出来るような事、言っちゃって!」

リク「…僕も、サラリーマンの仕事をバカにするような事を言っちゃって、すみませんでした」

レイト「なぁに、僕の仕事なんて平凡でつまらない」

リク「確かに、そうかもしれない」