エピソード1 ページ19
ライハ「どこに行くつもり?」
リク「あいつの所に決まってるだろ!」
ライハ「変身出来ないあなたが行っても何も出来ないでしょ!」
リク「出来るよ!」
ライハ「あの男の罠にまんまとはめられて、出てきた怪獣には歯が立たない。今の貴方に何が出来るって言うのよ!?」
リク「じゃあライハはなんとも思わないのかよ!?」
ライハ「思わないわけないでしょ!!ゼロとグラビティ、クラインやられたっていうのに自分は何も出来ない……。悔しくないわけないじゃない!!」
ミク「ライハちゃん……」
リクとライハの言い合いが終わり、星雲荘が静寂に包まれた瞬間…
レイト「ごめんなさい…」
今まで黙っていたレイトがポツリと謝罪の言葉を述べた
レイト「僕が…。僕が何も出来なかったから、ゼロさんは死んだ……。ゼロさんだけじゃない、光さんも優衣さんも僕をかばって……」
ミク「そんな…レイトさんは何も悪くないですよ!」
リク「ミクの言う通りだよ!それにゼロ達は必ず復活する!!その時、一緒に戦うのはレイトさんじゃなきゃ!!」
レイト「怖いんだ!!実際に怪獣の前に立って分かったんだ……。やっぱり僕には戦うなんて無理だったんだ!!」
そう言ってレイトは光を失い、石化したゼロアイNEOをテーブルに置く
リク「今この町を、皆を守れるのは僕達だけなんだよ!?」
レイト「勝てないのに!?」
兄妹「っ!!」
レイト「あの時、リク君とミクちゃんは完全に負けていた…。」
リク「それは…」
レイト「何でか分からないけど、あの怪獣に…伏井出ケイに見逃してもらった…。力の差は歴然なのに戦うなんてバカげてる!!」
そう言ってレイトは外に出ようとする。
ライハ「逃げるの?」
レイト「っ!」
ライハ「あなたはこの町がどうなっても良いっていうの!?」
レイト「僕にどうしろっていうんだ!!?もうゼロさん達はいない……。僕なんて偶然ゼロさんに助けられただけの弱い人間なんだ!!そんな僕にこれ以上、出来る事なんて何もない!!」
リク「でもっ…!!」
レイト「僕は君達みたいに無意味に命を投げ出す勇気は無いんだよ!!」
ーバシッ!!
レイトがそう叫んだ瞬間、ライハはレイトの頬をおもいっきり平手打ちした
ライハ「無意味って…本気で言ってるの?」
レイト「……。っ!!」
ライハに叩かれ、しばらく無言になっていたレイトだがエレベーターに乗り込み、基地から出ていってしまった
ペガ「待って!」
ミク「良いのよペガ。そっとしてあげよう」
ペガ「でもっ…!!」
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カオスカラミティ(プロフ) - ありがとうございます!(^^) (2019年8月18日 20時) (レス) id: 7e88e54bad (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - カオスカラミティさん» 了解^^暑さに気をつけてね^^ (2019年8月18日 20時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
カオスカラミティ(プロフ) - killerハリケーンさん» 今日でようやく忙しいのは落ち着いたので明日から書く予定です (2019年8月18日 20時) (レス) id: 7e88e54bad (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - カオスカラミティさん» ヤホー、更新頑張ってね。今暑いから熱中症に気をつけてね。どう?忙しいの落ち着いた? (2019年8月18日 19時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
カオスカラミティ(プロフ) - killerハリケーンさん» ありがとうございます!(^^)頑張ります(^^) (2019年8月16日 7時) (レス) id: 7e88e54bad (このIDを非表示/違反報告)
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