ウルトラマンジード・ベリアルの娘

【第4話・星人を追う仕事】 ページ24

リクとミクがダークロプスとダークジェノサイドを倒してから数日後。とあるアパートに1組の男女がいた

男「ここに間違いないな?」
女「はい。対象がこのアパートに出入りしているという証言も取れてます」

男『よし、行くぞ』

テレパシーで喋った男は車の側で待機し、女はアパートのインターホンを押す。すると中から中年の男が現れた

男?「誰だ?」

女「どうも〜、ニコニコ生命保険の者です!」

男?「結構です」

そう言って男は扉を閉めようとするが、女が足を滑り込ませて防ぎ…

男?「なっ!?」

女「見つけた!」

無理に体を入れて中を見るとテーブルの上に地球には存在しない条例で栽培が禁止されている宇宙植物ルグスが置かれていた

フック星人「クソッ!!」

ルグスを見られた男――フック星人は女を突き飛ばし、逃げようとするが待機していた男に取り押さえられた

男『油断するなと言っただろ。ルグスを回収しろ』

女「はい!」

どうやら男が上司で女は部下らしい。そして女は銃を構えてアパート内に入り、ルグスを発見する

女「見つけました宇宙植物ルグス。条例で栽培が禁止されているんですよね。確かこのつぼみを押すと眠くなるんですよね?」

女はルグスを指さすが運悪く、つぼみを押してしまい花粉が噴出されてそれを嗅いだ女は寝てしまった


〈AIB東京支部〉
フック星人を捕らえた2人はニコニコ生命保険と看板に書かれたビルに入っていくが中は宇宙人の科学で作られた機械で溢れていた

ここの本当の名前はAIB東京支部。違法を犯した宇宙人を取り締まる組織だ

先程の男が地球人の擬態を解くとシャドー星人になる。彼はこのAIB東京支部の責任者であるシャドー星人・ゼナ。人間の時は瀬名と名乗っている。そして女の名は愛崎モア。生粋の地球人でゼナの部下である

モア「うわっ!?」

ゼナ『いい加減に慣れろ』

モア「素敵な鼻だと思います!」

どうやらゼナが人間態から宇宙人に戻った姿を見て驚いたようだ。そしてモアは捕らえたフック星人を目の前に立たせる

モア「えっと…あなたは違法な宇宙植物を栽培していました。よって地球からの強制退去を命じます」

ゼナ『達者で暮らせよ』

ゼナがパネルのボタンを押すとフック星人は母星に強制送還された

モア「これで今日の仕事は終わりですね」

ゼナ『まだ仕事が残っている。例のウルトラマンについて、宇宙全域から問い合わせが殺到している』

モア「ああ!確か、ベリアルに似ているジードとレイという…」

エピソード1→←エピソード6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す