エピソード2 ページ35
そしてアヤノは工事現場の人から借りたプレハブ小屋に『ムードン対策本部』の紙を貼った
ムサシ「ムードン?」
アヤノ「あの怪獣、全然動かないでしょ?動かないを英語で言うとドント ムーブ。ひっくり返してムードン」
ミク「可愛らしい名前だからありですね」
5人はプレハブ小屋に工事の人間を入れ、ドイガキがムードンの説明と対策を話し始める
ドイガキ「えー、ムードンは極めて大人しい性格のようです。上層部会議で鏑矢島へ保護と決定しました」
「ああ、よかったな!」
「はい!」
ドイガキ「そこで作戦は…」
フブキ「名付けて“初めの一歩大作戦”」
―フブキの作戦―
フブキの作戦の内容はシェパードの後部に太くて頑丈なロープを結び、さらにムードンの角にもロープを結んだ後、車で引っ張り出すという物だった
フブキ「よっしゃ!悪いねぇ。ま、これで夏休み一番乗りは決まったな」
アヤノ「あ〜、くやしい〜〜!」
フブキ「ハハハハハ!」
ミク「ちなみに全員の作戦が失敗したら、一から考え直しですよ〜」
そしてフブキはシェパードに乗り込み、エンジンをかけ、アクセルを踏む
ドイガキ「引いてる、引いてる」
ムサシ「すげぇ、すげぇ、すげぇ」
「オォォォン!」
4人「おお」
しかし、引っ張られて目覚めたムードンが壁に手をついて引っ張られるのを阻止した。その為、シェパードの方もその場から動かなくなってしまった
フブキ「ん?どうしたの?」
アヤノ「あれ?どうしちゃったの?」
おもいっきりアクセルを踏むフブキだが、やはりその場から動かないシェパード。そして遂に…
―プチッ
ドイガキ「おっ?」
―ブチンッ!
3人「うわぁっ!」
フブキ「アアァァァァッ!!」
―ドカーーーン!!
ロープが切れ、シェパードは物凄い速さで真っ直ぐ進んでいき正面衝突した
ミク「フブキ隊員、作戦失敗」
ミクは持っていたノートパソコンを開き、『ムードン移動作戦』と書かれたファイルの中にあるフブキの名前にバツ印を入れた。そして次はアヤノの番。
―アヤノの作戦―
アヤノ「強引に引っ張りだそうとするからダメなのよ。向こうから出てくるように仕向けなきゃ。」
そう言う彼女の手元には操縦桿が付いたメカがあり、その側には巨大な猫じゃらしを持ったカエルのメカがいた
ムサシ「だけど、いつの間にこんな物を?」
アヤノ「こんな事もあろうかと、SRC施設部門から借りてきたの。名付けて“猫じゃらし大作戦”!」
ムサシ・ドイガキ「“猫じゃらし大作戦”!?」
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カオスカラミティ(プロフ) - パンダさん» いえいえ、お気になさらず(^^)自分の力不足もありますから (2021年10月23日 15時) (レス) id: 7e88e54bad (このIDを非表示/違反報告)
パンダ - 返信ありがとうございます!こちらこそ無理にリクエストを押し付けてしまって申し訳ございません!お恥ずかしい限りです(泣き) (2021年10月23日 14時) (レス) id: d89345db72 (このIDを非表示/違反報告)
カオスカラミティ(プロフ) - パンダさん» 申し訳ありません、ウルトラマンでそういうのは書いた事ないんで無理ですね(^_^;)戦隊ものでなら余裕で書けるんですが…… (2021年10月23日 10時) (レス) id: 7e88e54bad (このIDを非表示/違反報告)
パンダ - ウルトラマンエックスの恋愛夢小説を読んでみたいです。 (2021年10月22日 20時) (レス) id: d89345db72 (このIDを非表示/違反報告)
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