カザフスター2 ページ10
宇宙「どうしたんですか!?顔真っ赤ですよ!?」
顔が赤いみぞれ先輩は、ふらっと倒れそうになった。
宇宙「うわっ…!…っと。大丈夫ですか!?」
みぞれ「宇宙…。ありがとう…。」
みぞれ先輩は、立ち上がろうとするけど、立ち上がれない…。
この感じ…。もしかして…。
宇宙「友南さんに報告しましょう。」
みぞれ「ダメ!!」
宇宙「えっ?」
みぞれ「ダメ…。やめて…。友南さんに言ってしまったら、ライブ…出れなくなる。せっかく…アンダーになれたのに…。」
宇宙「先輩……。」
みぞれ「チャンスを…逃したくない!」
先輩の言うことも分かる。私もそうやったから。
チャンスを逃したくなくて、希望にも無理を言って内緒にしてもらった。
ほんとなら、その秘密に付き合いたい。
けど、この様子じゃ隠し通されへん。
どうしよう…。
宇宙「みぞれ先輩…。やっぱり友南さんに言いましょう。」
みぞれ「宇宙…。イヤ…。絶対…。」
宇宙「ほんまなら、私も隠し通したいです。けど!これは、隠し通せるようなレベルじゃありません。」
みぞれ「っ…。」
みぞれ先輩は悔しそうに下唇を噛む。
まだやで。みぞれ先輩。
みぞれ先輩が諦めるような事にはさせへん。
宇宙「私は、あくまで報告するだけです。」
みぞれ「ぇっ?」
宇宙「どうしたいかを伝えるのはみぞれ先輩自身ですよ(^ ^)」
みぞれ「宇宙…。ありがとう(^ ^)」
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作者名:皐月 | 作成日時:2017年11月14日 12時