襲名side ページ48
みぞれ『本日は、私、真田みぞれの襲名披露公演にお越しいただきありがとうございます。まさか…私が襲名なんて…。思ってもみませんでした。私がこうして襲名出来たのは、こんな私を応援してくれた、支えてくれた、皆さんのおかげです。これからも、応援よろしくお願いします。私は襲名します…』
オォオォオオオオオ！？
みぞれ「5代目仲谷明香の名を！」
ワァァァァァァァ！！！！！
ライトがみぞれを明るく照らした。
いや、ライトだけじゃない。襲名したみぞれにキララが反応しているのだ。
優子「おぉ！！明香かぁ〜！」
才加「髪まで切って、やる気満々だな！w」
そう。みぞれは、長かった髪を肩につくかつかないかというところまで、短く切ったのだ。
〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
私は立っている 憧れていたステージ
大歓声 拍手と熱気の中
〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
研究生達が出てきて、歌い始める。
その中でも一際目立つのは、やっぱり…
指原「ゆいと希望…。やっぱり輝いてますね。」
香菜「けど、今日は沙羅とみぞれ…明香も輝いてるよ？」
指原「でも、ゆいと希望の方が輝きが増してる気が…。」
そう話す指原と香菜の隣で、ともちんが言う。
ともちん「どっちでもいいよ。けど…、あの子達は新しい時代を作るだろうね。」
たかみな「新しい時代…。」
こじはる「あーぁ。もうすぐ、世代交代なのかなぁ…。」
『新しい時代』『世代交代』
そんな言葉を聞いて、優子は唇を噛みしめる。
優子「させない…。世代交代なんて…。」
そんな優子の呟きは、観客の歓声に消されてしまった。
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作者名：皐月 | 作成日時：2017年11月14日 12時
