襲名side ページ47
ー劇場客席ー
ザワザワザワ
みぞれの襲名披露公演まであと少し…。
客席には、開演を待つお客さんで溢れかえっていた。
そんなお客さん達に気づかれないように、優子達、襲名メンバーは一番後ろの席に座った。
優子「まさか、研究生に聞かれてたなんてね〜。これからは気をつけなきゃな^^;」
たかみな「ごめん。私のせいで…。」
優子「別に、たかみなのせいじゃないよ。」
たかみな「でも…私のせいで研究生の仲も悪くなって…。」
優子「たかみな…」
たかみなが涙を浮かべて、頭を抱えこんでいる。
指原「たかみなさんのせいじゃないです。元々、音葉と花実はたかみなさん推しですから。余計にショックが大きかっただけだと思います。」
たかみな「さっしー……。」
指原「とにかく今は、みぞれの襲名披露公演を楽しみましょう(^ ^)」
たかみな「そうだね(^ ^)」
〜♪〜♪〜♪〜♪〜
ワァァァァァァァァァァ!
優子「おっ!始まったな!」
『AKB〜0048!』
一曲目の《river》が流れはじめて、研究生が現れる。
♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
こじはる「なぁーんだ。出来てるじゃん。心配いらなかったね〜。」
こじはるが、頬杖をついて口を尖らせて言う。
指原「いいことじゃないですか^^;」
こじはる「そうだけど〜。なんか、つまんなーい。」
指原「つまんないって…^^;」
そんな会話をしている横でボソッとまゆゆが呟いた。
まゆゆ「まだ…」
『えっ?』
まゆゆ「まだ…完璧じゃない…」
ともちん「完璧…じゃない。」
優子「確かにね。ダンスも歌も完璧かもしれない。けど…。」
まゆゆ「心が…バラバラ…」
ゆきりん「まだ、音葉は…」
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作者名:皐月 | 作成日時:2017年11月14日 12時