紗羅&みぞれside ページ49
ーランカスターー
紗羅「‥‥‥‥‥」
みぞれ「はぁ‥はぁ‥。紗羅‥帰ろう？」
みぞれはフライングゲットの外へ飛び出した紗羅を追いかける。
紗羅はランカスターをじっと見つめていた。
みぞれ「紗羅？」
紗羅はきゅっと唇を噛み締めて言った。
紗羅「ランカスター‥こんな灰色の空じゃなかった‥。草や木もこんなに枯れてなかった。みんな笑ってた。みんなみんな幸せだった‥泣」
みぞれ「紗羅‥」
紗羅「こんなの‥紗羅が知ってるランカスターじゃないよぉ！！！泣」
紗羅が大きな声で泣き叫んだ。
みぞれはそんな紗羅を見て、何もしてあげられない自分が情けなくなった。
みぞれ「紗羅‥。」
みぞれは紗羅の名前をただただ呟いて、紗羅を力いっぱいに抱きしめる。
紗羅「‥‥‥‥ねぇ、みぞれ。」
みぞれ「ん？」
紗羅「少し‥‥散歩したい‥」
みぞれ「じゃあ、少し散歩しようか」
本当はフライングゲットの近くを離れるのは危険だ。
だけど、みぞれはそんな危険よりも紗羅を元気づけたくて『散歩したい』という紗羅の言葉を聞き入れた。
紗羅が‥少しでも元気になってくれればそれで構わない。
みぞれはそう思った。
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皐月(プロフ) - うららkさん» オリジナルついてました！？すいません。全く気づいてませんでした汗ありがとうございます！ (2017年9月15日 8時) (
レス) id: 1dab25db87 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - オリフラを外してください。とても面白いのにもったいないです。 (2017年9月15日 8時) (レス) id: ac66c54604 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2017年8月22日 12時
