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ep16 セミとバイト ページ16

【蓮藤A】
今日も今日とてセミがうるさく鳴いている。セミの鳴き声は嫌いではないが、こうも暑いと流石にイライラ増進材としての役割は十分に果たしている。
その日は教室で里志、竜太と共に集まっていた。

竜太「セミうるせぇー...食おうかな...」

里志「おう食え食えいっぱいあるぞ、残さず食えよ」

A「そんなせみぃ(狭い)こと言うなよ」

竜太「...」

里志「...」

A「...冗談だ」

どうやら暑さで頭がおかしくなっていたようだ。

里志「...お前なんだかんだ言って暇だよな」

A「割とな...」

竜太「そんな暇ならさ、バイトでもするか?」

里志「あのさあ...」

A「何でこんなクソ暑い中好き好んでバイトなんかしなくちゃダメなんだよ。マゾか」

竜太「いやいや、涼しさを得ることができるバイトだよ。一日限定だがな

涼しさを得ることができるバイト?そんなものがあるのだろうか。

里志「...どうする?」

A「...一日限定なら考えなくもない」

竜太「よし、決まりだな。さっそく先方に連絡入れるわ」


かくして、真夏の一日限定バイトが始まろうとしていた。
ところが

A「...おい」

竜太「なんだよ」

A「これのどこが涼めるバイトなんだよ」

竜太の言う「涼めるバイト」とは市民プールの監視員だった。
涼めるどころか、熱中症に最もなりやすいバイトだ。

里志「帰りてえええええええ」

竜太「まあまあ、そう言うなよ。それにほら、水着の女がたくさんいるぞ?目の保養にもなるだろ?」

A「生憎小学生や中年の婆さんに興奮するほど飢えてはいないぞ」

監視員「おーい!そこのバイト三人ー!そろそろ定位置につけよー!」

里志「もうやるしかねえな...はあ」

A「まだセミの声を聞いてる方がマシだったな...」

竜太「おいおい、お前らそんなこと言ってると後で後悔するぞ?」

A「というと?」

竜太「もうすぐ本当の目の保養になる方々がご到着だ」

何やらニヤリと笑う竜太。知り合いのギャル共でも呼んだのだろうか。



そんな時、ふと入り口を見ると、見慣れたアイドルグループが入ってくるのが見えた。

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Cloc(プロフ) - うす笑 (2014年10月10日 18時) (レス) id: dbf5e5e9a4 (このIDを非表示/違反報告)
2103Satoshi(プロフ) - 最高すぐる (2014年7月15日 14時) (レス) id: f36ecadc16 (このIDを非表示/違反報告)
ピロ(プロフ) - すごくよかったです。ただギャグパートが面白すぎて電車内で笑っちゃったじゃないですか(笑)どうしてくれるんですかw (2014年5月22日 15時) (レス) id: 05faecfc48 (このIDを非表示/違反報告)
風吹けば名無し - ラブノベルス…本編よりサイドストーリーってか (2014年3月28日 0時) (レス) id: 2ee14e55a5 (このIDを非表示/違反報告)
虎竜(プロフ) - 更新お疲れ様です!いつも楽しみに待っています!頑張ってください! (2014年1月28日 1時) (レス) id: 757843876f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さとう | 作成日時:2014年1月19日 11時

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