第53話 ページ4
里志「...なあ」
A「なんだよ」
里志「なんで俺まで来させられてんの？」
ことりに頼まれて結局合宿に行くことになったが、やはり男女比1:9というのはあまりにも辛い。
そこで俺は里志を連れて行くことにした。
里志「お前って意外と草食系だよな」
A「最近はロールキャベツ系男子が流行りらしいから」
里志「初めて聞いたわそんな言葉」
そんな適当な会話をしていると、絢瀬先輩が突然言い出した。
絵里「先輩禁止よ！」
「「「先輩禁止？」」」
絵里「前からちょっと気になっていたの。先輩後輩はもちろん大事だけれど、踊っている時にそういうこと気にしちゃ駄目だから」
なるほど、確かにダンスの最中上下関係を気にしてては支障が出る恐れがある。
絵里「じゃあさっそく始めるわよ、穂乃果」
穂乃果「！い、いいと思います！え、え、え...絵里ちゃん！」
言った後恐る恐るという様子で絢瀬先輩の顔を見る穂乃果。
絵里「うん！」
穂乃果「ほっ...なんか緊張ー」
凛「じゃあ凛も！...ふぅ、ことり...ちゃん？」
ことり「はい、よろしくね、凛ちゃん。真姫ちゃんも」
真姫「え！？...っ///べ、別にわざわざ呼んだりするもんじゃないでしょ！」
照れ臭そうにその場を誤魔化す真姫。その様子を見て笑うμ'sのメンバー。
横で見ていると実に微笑ましい光景だ。
絵里「はい、じゃあAもね」
A「え？」
なぜ俺がやる必要があるのだろうか。別にダンスを踊るわけでもないのに。
凛「ひょっとして恥ずかしいのかにゃ〜？」
からかうように凛が言ってくる。
里志「こいつシャイだからなー」
うるせえ帰れ。
穂乃果「そっかーシャイかー」
む、流石にそこまで言われるとこちらとしても気分が良いものではない。
A「はあ...わかりましたよ。誰のこと呼べばいいんすか」
希「じゃあウチで」
くっそよりにもよって
A「と...東條」
穂乃果「シャイだねー」
A「の...ぞみ」
希「はい、よろしい」
最悪だ、朝っぱらからテンションが下がった。
絵里「じゃあ改めて、これから合宿に出発します。部長の矢澤さんから一言」
にこ「え！？にこ！？」
いきなり振られて動揺するにこ。のろのろと前に出てきて、
にこ「しゅ、しゅぱあーーつ！！」
・・・
A「...それだけ？」
にこ「考えてなかったのよ！」
これほど部長に向かない人間も居ただろうか。
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愛生ちゃん(プロフ) - 面白かったよ！ (2014年12月22日 1時) (
レス) id: 849c961f1d (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 何故有名にならないのか分からない程の名作でした。私の尊敬する作者様です。どうか、これからも頑張って下さい。 (2014年4月29日 22時) (レス) id: d6c4a99353 (このIDを非表示/違反報告)
すぐるん(プロフ) - 2きが始まるのでそれの、小説もお願いします。 (2014年3月31日 14時) (レス) id: b478e35ba9 (このIDを非表示/違反報告)
すぐるん(プロフ) - 2きが始まるのでそれの、小説もお願いします。 (2014年3月31日 14時) (レス) id: b478e35ba9 (このIDを非表示/違反報告)
虎竜(プロフ) - めっちゃ良い話でした！ (2014年1月26日 11時) (レス) id: 757843876f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとう | 作成日時：2014年1月15日 2時
