第69話(最終話) ページ20
里志「おっ疲れさん」
ライブが終わり屋上にいると里志が話しかけてきた。
A「疲れた、マジで疲れた」
里志「はは、しかしどういう心変わりだ?あんなに怒ってたのに?」
A「...」
姉貴のメールを思い出す。
A「...別に、なんでもねえよ」
里志「そうか、なんでもないのか」
夕日を見つめる。
それはあまりにも綺麗で、あまりにも眩しかった。
ゴール前に途中棄権したのなら、またスタートラインに立つ。
まだまだ子どもの俺たちは、いくらでも再スタートできる。
一度や二度、大きな失敗をしたところで、そんな失敗は些細なことに過ぎない。
成功する人間はいつだって、前を向いて走る人間だ。
何度失敗しようが、何度挫折しようが必ず前を向いて走り続ける、そういう人間がいつの時代も結果を出してきた。
夕日に向かってポツリと呟く。
A「...少女達はまた駆け出す、新しい夢に向かって」
END
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愛生ちゃん(プロフ) - 面白かったよ! (2014年12月22日 1時) (レス) id: 849c961f1d (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 何故有名にならないのか分からない程の名作でした。私の尊敬する作者様です。どうか、これからも頑張って下さい。 (2014年4月29日 22時) (レス) id: d6c4a99353 (このIDを非表示/違反報告)
すぐるん(プロフ) - 2きが始まるのでそれの、小説もお願いします。 (2014年3月31日 14時) (レス) id: b478e35ba9 (このIDを非表示/違反報告)
すぐるん(プロフ) - 2きが始まるのでそれの、小説もお願いします。 (2014年3月31日 14時) (レス) id: b478e35ba9 (このIDを非表示/違反報告)
虎竜(プロフ) - めっちゃ良い話でした! (2014年1月26日 11時) (レス) id: 757843876f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さとう | 作成日時:2014年1月15日 2時