第61話 ページ12
文化祭が過ぎた後、俺と里志は屋上に来ていた。
里志「失敗、したな」
A「...ああ」
里志「けど廃校はなんとかなったから結果オーライなんじゃね？」
そう、これまでのμ'sの功績により、廃校は取り消されたのだ。
A「あいつらが”廃校阻止”を真に目的としていたのならな」
里志「と言うと？」
A「...違和感を感じたのはこの前だ。ラブライブ出場に向けて張り切ってるあいつらを見て、目的意識がすり替わっていることに気がついた」
A「”廃校阻止”から”ラブライブ出場”が目標となっていた。
部活だし、自分達の成長を目標とすることは悪いことじゃない。寧ろ前者の方は部活らしい目標ではないだろう」
A「だがな、本来の自分を見失った奴は成功しない。絶対にだ」
A「あの時ライブを中止させなかったのもそのためだ。全員が全員”ラブライブ”に囚われすぎていた。
あそこで穂乃果を止めようが止めままいが、ラブライブ出場はできなくなるから結果は同じだ」
里志「...」
A「俺はどうしたらよかったんだろうな」
空を見上げる。恐怖を感じるほどに雲がない。文化祭の時の天気が嘘みたいだ。
いっそのこと、あの空に飲み込まれてしまいたいと思った。
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愛生ちゃん(プロフ) - 面白かったよ！ (2014年12月22日 1時) (
レス) id: 849c961f1d (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 何故有名にならないのか分からない程の名作でした。私の尊敬する作者様です。どうか、これからも頑張って下さい。 (2014年4月29日 22時) (レス) id: d6c4a99353 (このIDを非表示/違反報告)
すぐるん(プロフ) - 2きが始まるのでそれの、小説もお願いします。 (2014年3月31日 14時) (レス) id: b478e35ba9 (このIDを非表示/違反報告)
すぐるん(プロフ) - 2きが始まるのでそれの、小説もお願いします。 (2014年3月31日 14時) (レス) id: b478e35ba9 (このIDを非表示/違反報告)
虎竜(プロフ) - めっちゃ良い話でした！ (2014年1月26日 11時) (レス) id: 757843876f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとう | 作成日時：2014年1月15日 2時
