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第60話 ページ11

設営を終え、メンバーが待機している教室に向かう。教室のドアを開け、真っ直ぐ穂乃果のところへ行く。
そして、穂乃果の腕を掴み、

穂乃果「へ?何?」

A「この馬鹿借りるぞ」

穂乃果「ええっ!?ちょ、ちょっと!」

にこ「ライブまで時間ないのよ!」

A「すぐ済ます」

と言って、穂乃果を無理矢理人がいない場所へ連れ出した。

穂乃果「な、何?きゃっ!?」

穂乃果のおでこに手を当てる。
やっぱりか

A「お前、風邪ひいてんな」

穂乃果「!!...」

海未から夜遅くまで練習しているとは聞いていたが、雨が降り始めた昨日の夜も練習をしていただろうか。

A「...どうすんだ」

穂乃果「...やるよ、穂乃果は」

A「ふざけんな、無理に決まってんだろ」

穂乃果「穂乃果はやる!せっかくここまで頑張ってきたんだもん!無駄にはできない!」

A「センターのお前がそんな状態でできるワケないだろ」

穂乃果「...それでも、やるの!」

ダメだ、話が通じる状態じゃない。

A「なら他のメンバーにバラす。それで終わりだ」

穂乃果の横を通りメンバーがいる教室に向かおうとする、その時穂乃果が俺の腕を掴んできて

穂乃果「...余計なこと、しないでよっ!!」



A「...」

穂乃果「あ...私...」

A「そうか、なら勝手にしろ」

そう言い捨て、穂乃果と別れた。


里志「フられたな」

A「...どうも幼馴染にはモテないらしい」

里志「どうするつもりだ?」

A「知らん、ただ確実に言えるのは、このまま屋上でライブをやったところで穂乃果がぶっ倒れて失敗に終わるのは目に見えてる」

里志「だったら...」

A「...」

里志「いや、もう何も言わねえよ...」


そして、予想通り穂乃果は一曲目が終わった後に倒れ、ライブは失敗した。

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設定タグ:男主 , ラブライブ!   
作品ジャンル:アニメ
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愛生ちゃん(プロフ) - 面白かったよ! (2014年12月22日 1時) (レス) id: 849c961f1d (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 何故有名にならないのか分からない程の名作でした。私の尊敬する作者様です。どうか、これからも頑張って下さい。 (2014年4月29日 22時) (レス) id: d6c4a99353 (このIDを非表示/違反報告)
すぐるん(プロフ) - 2きが始まるのでそれの、小説もお願いします。 (2014年3月31日 14時) (レス) id: b478e35ba9 (このIDを非表示/違反報告)
すぐるん(プロフ) - 2きが始まるのでそれの、小説もお願いします。 (2014年3月31日 14時) (レス) id: b478e35ba9 (このIDを非表示/違反報告)
虎竜(プロフ) - めっちゃ良い話でした! (2014年1月26日 11時) (レス) id: 757843876f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さとう | 作成日時:2014年1月15日 2時

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