『ラブライブ！』小説

第8話 ページ9

以前里志に「なんでお前生徒会入ったの？」と言われた事がある。
理由は内申を上げるためと、部活に入っていない分暇だったからだ。


役員選挙では俺の圧倒的な文才と人望を生かし、役員の席を勝ち取った。
その時生徒会長に決まった先輩に
役員スピーチについてかなり褒められたもんだから、もし生徒会に入った本当の理由を言えば、間違いなく幻滅されるだろう。


そういえば、あの学校思いの会長は廃校のことを聞いてどう思ってるだろうか。




翌日

絵里「こんにちは。遅かったわね。」

生徒会室に入ると会長が言った。

絢瀬絵里 この音ノ木坂学院の生徒会長である。俺が知る限りでは恐らく一番の学校想いだろう。

希「こんにちは。A君。」

東條希 生徒会副会長 考えていることが読めなくてぶっちゃけ少し苦手だ。たが巨乳。だが巨乳なのだ。

「こんにちは。すみません、少し用事があったもので」

ほとんど私用に近いが

絵里「そう、あなた、廃校の件については聞いているかしら？」


「ああ、それについては聞いてますよ。」


絵里「なら話は早いわ。私たち生徒会は、廃校を防ぐため独自に活動をします。」

おおう、やはり何かしら動くのか

希「生徒会で活動して、入学希望者を増やすんや。」

なるほど、生徒会で独自に活動か。
生徒会っていうのは所謂自治会だ。その自治会が学校存続のために動く、というのは理にかなっている気がする。

あの絢瀬絵里の事だ、何かしらの策があるからこう言っているのだろう。

俺は会長の案に賛成し、理事長にこの案を伝えることになった。






理事長「なるほど、独自に活動ですか。何かいい考えでもあるのですか？」


希「・・・」
絵里「それは・・・」


「えっ」

まさか


「な、何も考えてなかったんですか・・・？」


絵里「・・・」


・・・ハラショー。

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