『ラブライブ！』小説 (ページ46)

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第45話ページ46

A「メイド喫茶ぁ？」

里志「そ、秋葉のメイド喫茶にめちゃくちゃかわいい”ミナリンスキー”ってメイドがいるって竜太が言ってたぞ」

竜太、というのは同学年の友人、古里竜太(コザトリュウタ)のことだ。
音ノ木坂の有名な不良グループ”王都乘義(オトノキ)”のリーダーだ。
学校に来るのは二週間に二～三回程度で、生徒とあまり関わりを持ってない。関わりがあるのは俺たちぐらいで、他の生徒の顔なんて全く覚えてないかもしれない。

A「え・・・？あいつあのツッパリ共束ねてメイド喫茶行ったの？迷惑すぎだろ」

里志「いや、幹部数人とで、その時見たメイドがめちゃくちゃ」

A「マブい、と」

里志「ああ、マブいらしい」

ほう
俺も男だ、かわいい女がいるならそりゃ興味も沸く。
ならばとる行動は一つだ。

A「場所はわかってるよな？」

里志「モチのロンでございます」

それを聞いて、俺は光の速さでメールを打つ。送る相手は海未だ。

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宛先:園田海未＞
差出人:蓮藤A＞

今日は部活休むナリヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ♪(ｖ＾＿＾)ｖｖ(＾＿＾ｖ)♪…＞_＜…

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よし、完璧だ。
目的をハッキリと示しつつ、女子が大好きな顔文字を使うことによりメール全体に華やかさを出している。100点、100点満点のメールだ。

A「では行こうか。”ミナリンスキー狩り”へ」

里志「いや狩るワケじゃないんだけど」