第38話 ページ39
【絢瀬絵里】
その夜、私は妹の亜里沙の部屋でμ'sのPVを見せてもらっていた。
亜里沙「私ね、μ'sのライブを見てると胸がカーって熱くなるの。一生懸命で、めいいっぱい楽しそうで!」
・・・
絵里「・・・全然なってないわ」
亜里沙「お姉ちゃんに比べたらそうだけど・・・でもすごく元気が貰えるんだ!」
絵里「・・・」
翌日、私は屋上ドアの前に居た。
だけど、何かが心の中で痞えて中々あの子達の前には出られなかった。
穂乃果『おはよー!!よーし!今日も頑張ろう!』
ことり『うん!』
絵里「・・・」
A「・・・おはようございます。ドアの前で突っ立て何してるんですか?」
絵里「!?え、あ、いや、これは・・・」
凛「あー!!生徒会長!今日も来てくれたんですね!!」
しまった、見つかった。
凛と呼ばれる子が私の背中を押し無理矢理屋上に屋上に押し込んだ。
凛「にゃ〜!!」
絵里「ちょ!ちょっと!」
穂乃果「あっ、おはようございます!」
ことり「おはようございます。まずは柔軟ですよね?」
私が来たというのに、彼女達は嫌な顔の一つも見せずにそう言ってきた。
絵里「・・・辛くないの?」
「「「え?」」」
さも不思議だ、といった顔で見てくる。
絵里「昨日あれだけやって、今日また同じことをやるのよ?第一、うまくなるかどうかもわからないのに・・・」
しばらく間を置いた後一人がこう言ってきた。
穂乃果「やりたいからです!」
絵里「!」
穂乃果「確かに練習は辛いです!身体中痛いです!でも、廃校をなんとかしたいと思う気持ちは、生徒会長にも負けません!
だから、今日もよろしくお願いします!!」
「「「よろしくお願いします!!」」」
絵里「・・・っ!」
何故かはわからないけど、私はそう言ってきた彼女達を見てイライラしてしまった。
急にこの場から立ち去りたくなり、私は無言で屋上を後にした。
穂乃果「あ、生徒会長!!」
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のりっぶ - 2期のも楽しみに待っています (2016年1月11日 15時) (レス) id: 6124621bb5 (このIDを非表示/違反報告)
三宅 - 15話 (2014年7月24日 2時) (レス) id: 873369afb8 (このIDを非表示/違反報告)
三宅 - 作詞ができるらしい一年生矛盾してますよ。 (2014年7月24日 2時) (レス) id: 873369afb8 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ雲(プロフ) - ことりちゃん発見!!続き楽しみ! (2014年1月14日 19時) (レス) id: d01ac64c0e (このIDを非表示/違反報告)
ハチ雲(プロフ) - (゚o゚)/何か続き超楽しみ! (2014年1月14日 16時) (レス) id: d01ac64c0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さとう | 作成日時:2014年1月8日 0時