『ラブライブ！』小説 (ページ27)

今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:137,999 hit

第26話ページ27

A「追い出されたな。」

真姫「あなたのせいでしょ。」

A「けど、元々話し合う気はなさそうだったじゃん。まあ笑ったのは悪いと思ってるけどさ。」

いや、さっきのギャグ(？)は某年末のお笑い番組で確実に全員のケツを叩かせられるだろう。

花陽「でも、困りましたね・・・」

希「やっぱり追い出されたみたいやね。」

話を聞いてたのか、東條先輩が出てきた。

希「にこっちについて、少し話してあげようか。」

東條先輩の話によると、矢澤にこは一年生の頃スクールアイドルだったらしい。
だが、矢澤にこの高すぎる理想に他のメンバーはついて行けず、一人二人と辞めていったらしい。

希「歌やダンスにケチつけれるって事は、それだけ興味があって、μ'sのことを見てるってことやろ？」

A「・・・」

A「しかし、矢澤先輩がスクールアイドルだったとはな。μ'sが初めてのスクールアイドルじゃなかったのか。」

話から察するに矢澤にこのスクールアイドルグループは失敗に終わったのだろう。そんな過去があるのなら、μ'sが生徒に浸透していなかったのも頷ける。

ことり「でも、中々難しそうだね。」

海未「そうですね。にこ先輩の理想は高いですから、私たちのパフォーマンスでは納得してくれないかもしれません。説得に耳を傾けてくれそうもありませんし。」

穂乃果「そうかなあ。」

海未「え？」

穂乃果「にこ先輩はアイドルが大好きなんでしょ？それで、アイドルに憧れてて、私達にもちょぴり興味があるんでしょ？」

ことり「うん。」

穂乃果「それって、ほんのちょっと何かすればうまく行きそうな気がするんだけどなあ。」

海未「具体性に乏しいですね。」

ほんのちょっと何か、か。

A「あ」

ことり「どうしたの？」

A「うまく行く方法、思いついた。」

海未「本当ですか！？」

A「ああ」

穂乃果「どんな方法？」

A「二つのものを一つにするってことは、何も一方を無くす必要はないんだよ。」

そう言うと、三人はしばらく考えて

三人「・・・・・あ！」

A「わかったか、じゃあ明日の放課後決行するぞ。一年組にも伝えといてくれ。」

A「矢澤にこ、μ's加入作戦」