第11話 ページ12
穂乃果の本気を見た海未はスクールアイドルをやる決意をした。
しかし・・・
絵里「・・・これは?」
穂乃果「アイドル部設立の申請書です!」
絵里「それは見ればわかります。」
穂乃果「では、認めていただけますね?」
絵里「いえ、部活は同好会でも最低五人以上は必要なの。」
ことり「え?」
三人がチラリと俺の方を見る
やべ、忘れてた。
海未「ですが、校内には五人以下の部活があるはずです!」
絵里「設立した時は五人以上いたはずよ。」
希「なら、あと1人やね。」
穂乃果「あと一人・・・わかりました。行こう。」
絵里「待ちなさい。」
絵里が席を立つ
絵里「あなたたち、二年生でしょう?なんでこの時期に部活を作ろうと思ったの?」
穂乃果「私たち、廃校をなんとかしたいんです!今スクールアイドルってすっごく人気で、それで結果を出せたら入学希望者も増えるんじゃないかなって」
絵里「そう・・・だったら、例え五人集めても認める訳にはいかないわね。」
ことほのうみ「えっ?」
絵里「部活は生徒を集めるためにやるものじゃない。思いつきで行動するなら、やめた方がいいわ。」
思いつきで行動してた人が何を言うか。
希「とにかく、あと一人集めることやね。話はそれから」
今の希先輩の発言に違和感を覚えた。
あと一人・・・?
「待て、お前ら三人の他にいる四人目って誰のことだ?」
三人は不思議そうに顔を見合わせ、言った
ことほのうみ「A(君)」
まてまてまてまて
「アホか!俺に歌って踊れっていうのか!?無理に決まってんだろそんなの!」
海未「いえ、Aには主にサポートと事務作業をお願いしたいと思っています。」
THE・雑用
「いや、嫌だよめんどくさい。」
穂乃果「ええー?!A君やってくれないの!?」
「いつ!誰が!どこで部活に入ると言った!協力はするが部活に入る気は無いぞ!」
ことり「そんなぁ・・・A君・・・」
うっ、やめろそんな目でこっちを見るな。入りたくなっちまうだろ。
そうしていると絵里が深い溜息をついた
絵里「はあ・・・そんな様子じゃどの道無理そうね。わかったら帰りなさい。そんな気持ちで来られても迷惑よ。」
絵里にそう言われ気を落とす三人。
だが俺は知っている。
高坂穂乃果が本気ならここで諦めるはずがないことを。
必ず穂乃果はまたここに来るだろう。
そして、必ずスクールアイドルを結成させることを。
ふと東條先輩を見ると、穏やかな笑みを浮かべていた。
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のりっぶ - 2期のも楽しみに待っています (2016年1月11日 15時) (レス) id: 6124621bb5 (このIDを非表示/違反報告)
三宅 - 15話 (2014年7月24日 2時) (レス) id: 873369afb8 (このIDを非表示/違反報告)
三宅 - 作詞ができるらしい一年生矛盾してますよ。 (2014年7月24日 2時) (レス) id: 873369afb8 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ雲(プロフ) - ことりちゃん発見!!続き楽しみ! (2014年1月14日 19時) (レス) id: d01ac64c0e (このIDを非表示/違反報告)
ハチ雲(プロフ) - (゚o゚)/何か続き超楽しみ! (2014年1月14日 16時) (レス) id: d01ac64c0e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さとう | 作成日時:2014年1月8日 0時