【銀魂】色文に仔鳥［高杉］

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刀を振り上げ、和彦さんに振り落とそうとする



『……何で邪魔すんだよ！』


気が付いたら私は刀でソレを受け止めていて、和彦さんの前に立ちふさがっていた

頭よりも先に足が勝手に動いてしまったのである



『復讐なんて、ダメ。和彦さんは罪を償うべきです』


ジリジリと押し合う中、突然和彦さんが嗤いだす

その声は壁に響いていき、より不安感が増した



『罪を償うべきだァ？綺麗事言ってんじゃねェよ元攘夷志士が。

……いや、今は攘夷浪士か？』



てめーだって、何人も殺してきただろ




本当、その通りだった。だから何も言い返せない

早くココをどけばいいんだ。そうすれば、榊原の復讐も遂げられる



この男は生かしておくべきではない。そう心のどこかで思っている筈なのに、こうして立ちふさがってしまうのは、先生だったら助けると思ったから



バカなことでしか償えない。こんなことでも償えない。結局私は、ハンパ者なんだ



『もういい……お前からだ』


そう振り下ろしてくる刀をかわそうとするが、和彦さんに足を掴まれる


それに驚き、気が付けば目の前には刀。私は胸から腹にかけ大きく斬られてしまった



『へへっ……これでも俺が殺したことになんだろ……』

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