ホームにて。 ＜宍戸亮＞ ☆真優様リク☆ 日常 ページ15
揺れるポニーテールを見送って、あたしはいつもの電車に乗り込んだ。
「あ、A？」
「…宍戸亮？」
今日は懐かしい人によく会う。
「なんでフルネームなんだよ。」
「いや、確認のため。」
「相変わらず、意味わかんねぇやつだな。」
「宍戸こそ、相変わらずのテニス少年なんだね。」
テニスバックを指差すと嬉しそうに笑った。
「座んねぇの？」
「立ってる方が好きだから。」
そうこう話をしていると、電車は有無も言わずに走り出した。
宍戸も座る気がないのか、後ろにもたれかかって隣に立った。
「そういやさ、さっきあの子に会ったよ。」
「あの子？」
「宍戸の初恋の人。」
すると、目を見開いて顔を真っ赤にした。
「え、お前知ってたのか!?」
「見てれば分かるよ。小学の時は髪短かったでしよ？今は伸びててポニーテールにしてた。」
「へー、あいつがなー。」
どこか嬉しそうな横顔を、あたしは懐かしく思った。
まだ少し赤い顔の宍戸を見届けてノートに目を写した。
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聞き慣れた駅名。
気が付いたら、あたしが降りる駅まであと少し。
宍戸には悪いことをしてしまった。
「ね、宍戸。」
「お前、そんな集中力あったっけ？」
「失礼な。」
「わりーわりー。」
ずっと立っていたみたいだ。
座って寝ていれば良かったのに。本当は朝が弱いくせに。
「ごめんね。」
「あ？なんで謝んだよ。」
「自分の世界に入り込んじゃってた。」
「いや、なんか昔を思い出して懐かしかったし。」
「あぁ、初恋の？」
「ちげーって。Aの。」
ガタンと停車した電車。
その反動でよろけたあたしを宍戸は受け止めた。
「あぶなっかしいとこも変わってねぇな。」
宍戸だって、笑い方とかそのまんまじゃんか。
「…ありがとう。」
「おう。」
「じゃ、あたしここで降りるから。」
「またな！」
「うん、また会えるといいね。」
静かなホームに耳障りな音が響いて電車はまた走り出した。
小さくなるまで宍戸を乗せた電車を見送った。
宍戸のテニスバックのキーホルダー。
あれは彼女の趣味かな。
いつも宍戸は大事なことを、あたしに言わない。
彼女いるなら言えっての。
昔のあたしなら、ギャーギャー騒いだと思うよ。
でも今なら、きっとそんなことはしない。
元気そうで良かった。
朝、駅のホームにて。
(また会える日まで。)
悪口 ＜丸井ブン太＞ ？？→←コネクト ＜芥川慈郎＞ ☆ろん様リク☆ 切
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苺@(プロフ) - お久しぶりです！復帰すごくすごく嬉しいです！！！更新楽しみにしてますね！頑張ってください！ (2015年3月21日 0時) (
レス) id: 6f63d7ff2f (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぱるミンさん» 心機一転、頑張って書いていくよ！お楽しみに(*^^*)るみんちゃん、本当にありがとう！ (2015年3月19日 12時) (レス) id: 4ffbb184a4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるミン(プロフ) - まるさん» でもまた書いてくれるんですよね！！めっちゃ嬉しいです、楽しみにしてます！！！！ (2015年3月19日 12時) (レス) id: fc119684c3 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぱるミンさん» るみんちゃん！覚えてくれてたのね(*ﾉ-;*)嬉しいよおおおお！ありがとう！ (2015年3月19日 12時) (レス) id: 3e05b36322 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるミン(プロフ) - おおおおかえりなさいお姉さまー！！！！めっちゃ心配してました！！！！！(´；ω；｀) (2015年3月19日 12時) (レス) id: fc119684c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2013年8月14日 2時
