57話、今どうしてるの? ページ8
必死で駆け出す。
そして、辿り着いたのは何処かわからない森の中。
「…ﾊｧ…ﾊｧ……
迷ったかな…」
少し息を切らし、私はそのままそこに腰を下ろした。
走り続けた疲れきった足を優しくさする。
それより…どうしよう…
いろいろと最低なことしちゃった…
「……八つ当たり…だよね…」
ロビンさんは何も悪くないのに…
ひどいことした…
思い出したまた罪悪感でいっぱいになる。
ロビンさんへの罪悪感はあるものの、心の底ではロビンさんを嫌に思う自分がいるのも確かだ。
「……これが嫉妬かぁ…
…こんなにも…汚くなっちゃうのか…」
胸がぐっと痛む。
悪いことしたと思うけど…
ロビンさんに嫌に思われても
クザンくんから嫌に思われるのはもっと嫌…
ほんとに…どうしよう…
そんなことを思う中、少しだけある人物が浮かんだ。
「………
エース…
今なにしてるんだろう…」
会いたいなぁ
さっきナミさんが言っていたのを思い出したのだ。
大好きなお兄ちゃん。
______エースは
たまに意地悪だったけど
でも、それ以上に優しかった。
いつだってサボとルフィと一緒に私を守ってくれた。
私のことになると自分を忘れちゃうんだよねみんな…
一度、4人で街に出た時
私はわくわくしすぎて、たちの悪い
男の人達ににぶつかってしまった。
そして、その人達に絡まれちゃって…
私は当然ないちゃって
そしたらエースとサボとルフィがすっごい形相でその人達に殴りかかって、喧嘩になってしまった。
勝ったのは私達で
でも、3人はボロボロ。
それを見てまた泣いちゃった私に3人は優しく言葉をくれた。
「お前が無事ならそれでいい。」
口を揃えてこういったの…
自分たちはボロボロになのに…
でもずっと泣き止まない私に3人はずっと声をかけてくれたり、抱きしめてくれたり…
もう本当に大好きなんだ…
ありがとう。
おじいちゃん、仕事のとこは何にもいってくれないから…
何にもわからないんだよね…
そして、私は広い広い空を見上げた。
「………
_____エース…
……ちゃんと…元気なの…?」
心配そうに見つめる。
_______あなたは今どこで何してるの?
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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鄙汰 -Hinata- - とにかく泣けました。 こんなにいいクザンとのお話初めて読みました。 大好きな作品になりました。 続きの(海軍出たあと)のお話も見てみたいです お時間があれば！ (2019年11月18日 2時) (
レス) id: 3fbdf01e88 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキっく - 最後のクザンの「さよなら」でボロ泣きしてしまいましたぁ。読み終わってすぐコメント書いてるんですけど今涙と鼻水がとまりませぇぇん！！ (2016年11月25日 23時) (レス) id: 5997d505e6 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - ボロ泣きしちゃいましたー。とても良かったです！ (2016年7月29日 16時) (レス) id: 02740b4f84 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる。(プロフ) - もうボロボロ泣きましたーとってもおもしろかったです。 (2016年7月11日 23時) (レス) id: c4da1e1077 (このIDを非表示/違反報告)
死神 - いい話でした (2016年5月7日 3時) (レス) id: 19bd631762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドンペリ | 作成日時：2013年10月29日 19時
