85話、戦い ページ36
それからはクザンくんと全く話していない。
すれ違う時もあるけど、ただ黙ってお互い通り過ぎてしまう。
その度胸がぎゅっと苦しくなる。
でも、ここ最近はすれ違うことも見かけることも無くなっていた。
それに海兵さん達に落ち着きがなく。
全員忙しそうに動いていた
どうしたんだろう…
やっぱり気にしてしまうクザンくんのこと…
好き…なんだと思い知らされる。
そして、ある日。
私は海兵さん達が何やら興奮気味に話しているのを耳にした。
海兵「こりゃやべェよな…!」
海兵2「ほんとだよ…」
「…?」
2人とも眉を八の字に曲げていた。
何があったんだろう?
首を傾げて、考える。
でも、次の言葉で私は驚愕した。
海兵「…んー、
大将赤犬と青雉が、次の元帥の位をかけて戦うなんてな…」
「!!!??」
う、そ…でしょ…
え?
一瞬何が何だか理解できなかった。
海兵2「あのお二人が戦うんだ…すごいことになるだろうな…」
海兵「あァ…」
それを聞いた私は考える前に、足が動いていた。
海兵さん達が忙しく動いていたのはこれだったの…?
「あ、あのっ!!それ、どういうことですか?!」
海兵「うわっ!」
私は急いで海兵さん達の元へ行き、思い切り海兵さんに言った。
驚いた二人は少し困惑し見つめあう。
そして
海兵「いや、だから…赤犬大将と、青雉大将が…」
「ど、何処でですか!?」
海兵2「それは、おれ達も…」
「ッ…」
海兵さんに掴みかかっていた手をスッと離す。
頭が混乱して、ぐちゃぐちゃになっている。
ど、どうしよう…
大丈夫かな…
と、とりあえずおじいちゃんのところにっ…
「…あ、りがとうございますっ…」
一礼して走り出す。
いろんな思いが頭の中をかき乱す。
そして、廊下を早足で歩いているおじいちゃんを見かけた。
「おじいちゃんッ!!」
ガープ「!!?A…!!」
おじいちゃんは私の顔を見るとひどく驚いた顔をした。
ガープ「ど、どうしt「おじいちゃん!!!ク、クザンくんは…!!」!!!??な、何故それをっ…」
その様子からおじいちゃんも知っているようだった。
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鄙汰 -Hinata- - とにかく泣けました。 こんなにいいクザンとのお話初めて読みました。 大好きな作品になりました。 続きの(海軍出たあと)のお話も見てみたいです お時間があれば！ (2019年11月18日 2時) (
レス) id: 3fbdf01e88 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキっく - 最後のクザンの「さよなら」でボロ泣きしてしまいましたぁ。読み終わってすぐコメント書いてるんですけど今涙と鼻水がとまりませぇぇん！！ (2016年11月25日 23時) (レス) id: 5997d505e6 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - ボロ泣きしちゃいましたー。とても良かったです！ (2016年7月29日 16時) (レス) id: 02740b4f84 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる。(プロフ) - もうボロボロ泣きましたーとってもおもしろかったです。 (2016年7月11日 23時) (レス) id: c4da1e1077 (このIDを非表示/違反報告)
死神 - いい話でした (2016年5月7日 3時) (レス) id: 19bd631762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドンペリ | 作成日時：2013年10月29日 19時
