80話、ダダンさん ページ31
そして、船はフーシャ村についた。
私は泣き続けていたため、目が真っ赤になっていた。
だから、「少し船酔いしたから休んでからいく」とおじいちゃんに言った。
「……ふぅ…」
洗面所で顔を洗い、ふく。
そして、もう行こうと思い、もう一度鏡で顔を見る。
少し赤いけどあんまりわからないだろう
「…?」
外に出ると、何だか騒がしかった。
不思議に思い、急いで船を降りると
「!!!??」
おじいちゃんにダダンさんが跨り、殴っていた。
ダダン「…なぜエースを見殺しにした……!!!」
「!!!」
ダ、ダン…さん…
ダダン「家族より任務かよ!!!おいガープ!!!」
ガープ「……」
おじいちゃんはされるがままに殴られ続けた。
私はそれをただ茫然と見て、立ち尽くしていた。
ダダン「何が海軍の英雄だァ!!!くたばれ!!!クソジジイ」
山賊「まーまーお頭っ!!やめてくれ!!」
ダダンさんを宥めようとするがおじいちゃんを殴る手はとまらなかった。
すると
マキノ「やめてダダンさん!!!」
ガープ「…マキノ…」
マキノさんがおじいちゃんとダダンさんの間に入る。
マキノ「手の届く距離で二人を救えなかったガープさんが……!!
一番辛いに決まってるじゃない!!!」
そう言い切ると、沈黙が走った。
そして口を開いたのは
ダダンさんだった。
ダダン「………違う……」
「……」
ダダン「……一番辛いのは………!!
・
・
・
ルフィとAの奴さ!!!」
「!!!!」
そう言ったダダンさん。
私は思わず崩れるように地面に座り込んだ。
どさっと言う音に全員が私の方を見る。
ダダン「!!!??
Aっ…!!!」
マキノ「Aちゃん…!」
ガープ「…A…」
私の名前を呼んだダダンさん。
「……ぁ…」
ダダン「…A」
ダダンさんが私の方へ足を一歩踏み出した。
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鄙汰 -Hinata- - とにかく泣けました。 こんなにいいクザンとのお話初めて読みました。 大好きな作品になりました。 続きの(海軍出たあと)のお話も見てみたいです お時間があれば！ (2019年11月18日 2時) (
レス) id: 3fbdf01e88 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキっく - 最後のクザンの「さよなら」でボロ泣きしてしまいましたぁ。読み終わってすぐコメント書いてるんですけど今涙と鼻水がとまりませぇぇん！！ (2016年11月25日 23時) (レス) id: 5997d505e6 (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - ボロ泣きしちゃいましたー。とても良かったです！ (2016年7月29日 16時) (レス) id: 02740b4f84 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる。(プロフ) - もうボロボロ泣きましたーとってもおもしろかったです。 (2016年7月11日 23時) (レス) id: c4da1e1077 (このIDを非表示/違反報告)
死神 - いい話でした (2016年5月7日 3時) (レス) id: 19bd631762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドンペリ | 作成日時：2013年10月29日 19時
