祝い43 ページ45
.
「紅蓮の君を探しに行くですって!?」
「何考えてんのあなた達!言ったでしょう!彼は立ち入り禁止区域にいるかもしれないのよ」
「そんなとこあなた達が足を踏み入れる事出来るわけないでしょう!」
「そんな顔で怒られたって怖くない」
「蛍っ!!」
「でも、このままだと何か嫌な予感がするんです」
こういう時の蜜柑の感はよく当たる。
それも当たって欲しくないことは特に、だ。
「棗、はじめからここに何かあるって感じてるような様子やった。いつになく自分からここに来たがってる感じやったし。今までの話を聞くだけで嫌な予感がするのに、棗が変なことに関わってしまう前にウチら止めにいかなっ!」
「私もそう思う。今までのこともあるけど棗は何も無いのに動くようなやつじゃない。今回も棗は自分じゃなくて、きっと誰かのために動いてる」
「だからといって、この花姫殿で姫様の許可なしに勝手な行動したら何か起こっても、、」
「何か起こってもその責任はバッチリ自分で取らせますので」
そう蛍か言うと、一目散に部屋から5人で駆けだす。いや正確には蜜柑を抱えたよーちゃんが駆け出しているのだが
「まあ、止められても行くよね普通に」
「A!?蛍!?」
「よーちゃん曰く、早く行かないと棗くんが危ないんですって。『この建物の地下からさっきからずっと誰かの尋常ではない負の妄執を感じる』って」
まってよーちゃん私より言葉が大人なんだが
「てゆーかどっから地下行く?」
「誰か道知らないかしら?」
いやわからんやろ普通に。とおもってたけど
「あ。」
よーちゃんがひとつの扉の前で止まった。さっき蜜柑とよーちゃんが閉じ込められていたところだ。まさかここが地下につながっていたとは、、
「ちょ、早くしてよ」
「みつかるって!!」
入ってみたら真っ暗な階段がずっと下に続いている
よーちゃんを先頭に、蛍、蜜柑、流架、私の順だ
「ま、まっくらくらくら!!ひ〜!こわい〜ッッ!!」
「バカ静かにして」
「喋ると余計に怖くなるよ蜜柑」
「棗こんなところ1人で降りていったんあいつ!?」
「棗は火が出せるから、、」
とは言ったものの。流石にこんだけ暗いとよーちゃんの人魂だけだとちょっとキツイなぁ。私も出せないことはないけど、これからペルソナがいるかもしれないなら何起きるかわかんないし。
「蛍〜!何かあかりになる機会ないのー?」
「ないわよ。あ、そういえば」
「いやあるんかい」
53人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みやさくら(プロフ) - 夏蜜柑さん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますね! (2020年5月27日 22時) (レス) id: 507f439a76 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 続きが気になります!ルカくんかわええ (2020年4月21日 10時) (レス) id: 1f2db930a1 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます。近々更新を再開する予定です! (2020年4月11日 16時) (レス) id: 507f439a76 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 流架くん推しなので凄く嬉しいです!無理ない程度でいいのでちょこちょこ更新して下さったら嬉しいです! (2020年4月9日 15時) (レス) id: c8c4fc1634 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - るかくんめっちゃいいですよね! (2020年3月23日 23時) (レス) id: 507f439a76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さあ | 作成日時:2019年12月8日 16時