祝い42 ページ44
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「退屈しのぎにたまに悪戯心を発揮なされたりはするけれど、あの方は当代随一の『結界』のアリスの持ち主。いわばこの学園の守り神のようなお方。姫さまはこの学園からずっと離れることなく常に主力として外敵からこの学園を守って下さってるのよ」
「そうよ！偉大なお方なんですから！」
「なくてはならないお方なんだから！」
確かに、この広い学園をずっと外敵から守れるのは不思議に思っていた。だけど、結界のアリスを持っている人はそこそこいるし、それこそ何十人とかで守ってきてるのだと思ってた。それを長年一人で行ってきたということはそれほど強力なアリスの持ち主ということ。花姫の方達が姫さまを尊敬してるのも頷ける
「あなた方が聞いたであろうバカバカしい噂はただの噂にすぎないわ」
お気に入りの子を一生地下の奥に閉じ込めてる、的なやつだったよね
「ただ、噂の元は、、」
「紅葉さん、」
「でも、はじめから今日のことは、かきつばたお姉様だっておかしいと思ってたんでしょう？ハプニングがあったとはいえ姫さまが男の子をこの花園会の宴に招くなんて、、
「やっぱり仮面の君が、」
「『仮面の君』？」
仮面の君、そう言われて思い浮かぶのはペルソナだ。
「まさか、ペルソナの事じゃ、？」
「落ち着いてルカくん」
「姫さま自身の噂は本当じゃないことばかりだけど、確かにこの姫さまのお膝元である花姫殿は、特別なところであることには違いないわ」
「ユーリ先輩､､」
「この花姫殿は姫さまの強力なアリスがより強く働いている所で、細部にわたって姫さまがその影響を全てコントロールしてらっしゃる。だから私達が足を踏み入れる許可をいただいているところ以外は姫さまの力がより強く働いていて、私達もその辺のことはよく知らされていないの。仮面の君と姫さまの繋がりについては私達はよく分からないけれど、姫さまが嫌々ながらも彼と接触があるのは事実だし、彼はこの姫さまの領域をほぼ自由に行き来することを許されてらっしゃる」
「ペルソナは、結界が強く働いたその領域で何をしてるんですか、？」
「言ったでしょ。私たちにはそこまで分からないわ。ただもし日向くんがその立ち入り禁止の領域に足を踏み入れてるとしたら、そして今日の諸々の事がどこかで仮面の君の意思と関わっているところがあるのだとしたら、今の日向君にとってあまり快適な状況が待っているとは考えにくいと思うわ」
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みやさくら(プロフ) - 夏蜜柑さん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますね！ (2020年5月27日 22時) (
レス) id: 507f439a76 (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 続きが気になります！ルカくんかわええ (2020年4月21日 10時) (レス) id: 1f2db930a1 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます。近々更新を再開する予定です！ (2020年4月11日 16時) (レス) id: 507f439a76 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 流架くん推しなので凄く嬉しいです！無理ない程度でいいのでちょこちょこ更新して下さったら嬉しいです！ (2020年4月9日 15時) (レス) id: c8c4fc1634 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - るかくんめっちゃいいですよね！ (2020年3月23日 23時) (レス) id: 507f439a76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さあ | 作成日時：2019年12月8日 16時
