祝って、祝って、また祝う【学園アリス】

祝い33 ページ35

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「おはよ」



朝、まだウトウトしているよーちゃんを抱き抱えてみんなが集まっているところに行く。



すると、




「キャー！！！！」





というおそらく蜜柑であろう声が寮に響き渡った
それから数分後、棗と蜜柑が手を繋いで広間に来た



「ちがうちがうちがうってばー！！断じてウチじゃないもん！こいつが先にウチにしがみついてつきたんやもん！」



どうやら昨日色々あったらしい
棗がなにかするかなっては思ったけど、まさか蜜柑がしていたとは、、我の姉ながらやるな。さすが蜜柑である




「お届け物でーす」




玄関の方からそんな声が聞こえた
朝から珍しいなぁとも思いつつ関係ないだろうと無視していたら



「3人とも！中等部校長からの贈り物だよ」



と裕が言うので思わずよーちゃんを抱えたまま全力疾走した



中身を見ると振り袖が沢山入っていた
中に添えられていた紙を見ると



「何々？『この振り袖を着てぜひ本日の新年会においでくださいませ。なお昨日お受けした事情については特例として同行の方々の参加も許可するここととします』」



え、ナルやるじゃん
最高かよ



「『ただし、女子として 』」



女子として？とは？
女装して？それとももう性的変換しろ？ってことなのか？




え？？？









まあ、女装って言うところで落ち着いてスミレちゃんや野乃子ちゃんに着替えを手伝ってもらって終わりました




「６人共〜！そろそろ出掛ける時間だよ」



そういうナルの声が扉の外から聞こえたので広間に出る



「おまたせ」




「3人ともかわいー！」



私は桜色の振袖を着ている
この色可愛いなぁ


「ところで、あとの二人は？」




という声とともに出てきた2人



周りから思わず歓声が上がる
2人イケメンだなぁ。みんなよーちゃんのこと忘れてるけどよーちゃんめっちゃ可愛いからね



「案外まともだー」



「るかぴょんかわいい！」



隣で無言で写真を撮る蛍
売りさばくんだろうなこうゆうの



「棗はあんまりオカマっぽくないなぁ」



そう馬鹿げたことをいう蜜柑
これ絶対殴られるよあいつ


ボコって音が聞こえた



「何すんねんこら！」



ほらやっぱな








「よーちゃん先に車に乗ろうか」




あのバカップルもどきに付き合ってたら全然進まないわ

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